学校給食にも出てきていた「ひじき」は、大人になってからも何気なく口にしているという人も多いはず!
そんな「ひじき」が、実は日本が誇るスーパー食材の1つということをご存知ですか?
そこで今回は、栄養満点で女性に嬉しい美容効果を持つひじきの歴史や種類など、ひじきについてとことん知識を深められる、ひじきのあれこれをまとめてみました♫
ぜひ、今日から食卓にひじきを取り入れてみて♡
ひじきの煮つけ
学校給食にも出てきていた「ひじき」は、大人になってからも何気なく口にしているという人も多いはず!
そんな「ひじき」が、実は日本が誇るスーパー食材の1つということをご存知ですか?
そこで今回は、栄養満点で女性に嬉しい美容効果を持つひじきの歴史や種類など、ひじきについてとことん知識を深められる、ひじきのあれこれをまとめてみました♫
ぜひ、今日から食卓にひじきを取り入れてみて♡
日本が誇るスーパー食材である「ひじき」の歴史は長く、縄文時代や弥生時代の遺跡の発掘物にひじきとみられる海藻が付着していたことから、なんと縄文時代や弥生時代から食べられていたとされています!
カルシウムを摂取するのが難しい日本ゆえ、古来よりひじきなどの海藻でカルシウムを補ってきたのではと考えられているのです。
実際に、徳川家光の時代である寛永20年に書かれた『寛永料理物語』という料理書のなかには、ひじきを煮たり和え物に使うと記録されているんだとか!
そんなひじきの長い歴史を持つ日本では、天然のひじきを採るのが一般的である一方、中国や韓国では養殖が盛んに行われており、これらの輸入品に押される形で国産のひじきはわずか10%に落ち込むなど、採取量が年々激減しているという悲しい現状にあります。
カレンダー
(参照元:
unsplash )
3〜5月に旬を迎えるひじきは、岩礁で成長した若茎を採取します。
日本が誇る天然のひじきは、干潮時に天日や潮風にさらされながら厳しい環境のもと成長するため、コシが強くしっかりとしていて汚れが少ないという特長があります◎
ひじきの主な産地として、房総や伊勢志摩、長崎県の島々が挙げられますが、地域によってひじきの風味はもとより加工法も異なってきます。
なかでも、房総ひじきは肉厚であり、生のまま乾燥させるため食感は柔らか♡
一方、伊勢ひじきは天日干しで保管され、水で戻して塩抜きをしたあと蒸し煮にして乾燥させるため、歯応えが良く、凝縮された旨味が特長です!
ひじきには、主に「芽ひじき」と「長ひじき」の2種類があります。
芽ひじきは、春先に茎から伸びてくる枝葉を採取したものを指し、細かいことから「米ひじき」とも呼ばれています。
柔らかい食感が特長的で、和え物やサラダにぴったりです◎
また、長ひじきは春先に茎の部分を採取したものを指し、「茎ひじき」とも呼ばれています。
この長ひじきは歯応えのある食感が特長で、煮物にぴったり♡
その他、細長いひじきを集めた「糸ひじき」など、実は様々な種類がひじきにはあるのです!
古来から日本人のカルシウムを補ってきたとされるひじきですが、特に干しひじきは栄養価が高く、カルシウムや食物繊維、マグネシウムを豊富が豊富に含まれています。
骨や歯の形成を促す効果のあるカルシウムは牛乳の約12倍、腸内環境を整えてくれる食物繊維はごぼうの7倍含まれているとされています。
特に、ひじきに含まれる食物繊維は水溶性食物繊維もあるものの、不溶性食物繊維が多く、低カロリーでありながら満腹感が得られるためダイエットにも効果的です◎
さらに、血液循環を正常に保ってくれるマグネシウムはアーモンドの2倍含まれているほか、皮膚を健やかに保つ効果のあるビタミンAも含まれている、まさに日本が誇るスーパー食材なのです!
ウエスト
ごぼうの7倍もの食物繊維を含むひじきだからこそ、腸内環境を整えるなど便秘改善にも効果的です。
善玉菌を活発化させ、善玉菌の多い状態にすることで腸の調子を良くするため、お肌の調子も良くなり美肌効果まで期待できちゃうのです♡
また、ひじきに含まれているとヨウ素が、新陳代謝を活性化させることで、お肌はもちろん髪まで健康的に保ってくれるうえ、美肌効果の多いビタミンAやカルシウムも多く含まれているからこそ、大きな効果が期待できるのです◎
さらに、紫外線からお肌を守ってくれるタンニンも含まれており、このタンニンやヨウ素には中世脂肪を減らして脂肪をつきにくくする性質があるため、ダイエット効果まで期待できちゃいます♡
貧血
鉄分が豊富なことで知られるほうれん草のなんと約15倍もの鉄分を含むひじきで、貧血予防や改善効果が期待できます。
なお、動物性のヘム鉄とは異なり、体内への吸収率が低い非ヘム鉄だからこそ、その他のヘム鉄やビタミンC、タンパク質を多く含む食品と一緒に食べることで、吸収率を高めることが大切です◎
腹痛
(参照元:
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アーモンドの2倍とマグネシウムを豊富に含むひじきは、脳血管が拡張することで起こる偏頭痛を予防する働きがあるとともに、生理前に身体的や精神的な不快症状があらわれる生理前症候群であるPMSの症状を緩和する効果も期待できます。
ただし、ひじきを含め海藻類の鉄分は体内に吸収されにくいため、鉄分の吸収促進に効果のあるビタミンCを多く含む食べ物と一緒に摂るのがおすすめです◎
ぜひ、PMSに悩まされているのであれば、積極的にひじきを食事に取り入れてみてはいかが?
注意看板
(参照元:
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日本のスーパー食材であるひじきだけれど、英国食品規格庁の調査でひじきには発ガンリスクのある無機ヒ素が多く含まれていることがわかり、2004年7月に英国民に対してひじきを食べないよう勧告が出されています。
これに対して、弥生時代から食べられているとされる日本においては、「極端に多く摂取するのではなく、バランスの良い食生活を心掛ければ健康上のリスクが高まることはない」と厚生労働省が発表しています。
特に、ひじきに含まれているヒ素は水溶性であり、乾燥ひじきを使うときには以下の方法で洗い流すことができるとされています!
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【乾燥ひじきの洗い方】
①たっぷりの水で乾燥ひじきを30分以上水に戻したあとに調理する
②水戻しをしたあとは、ボールに入れた水で2〜3回洗ってよく水気を絞る
※乾燥ひじきを茹でる前に必ず水戻しをし、水戻しに使った水は捨てて使わないことがポイントです◎
日本特有の食べ物であるひじきは、これまで日本国内での健康被害は報告されていません。
そのため、健康問題には民族間で異なり、日本人である私たちがこれまで通りの食べ方をしていれば健康問題は起こらないと考えられます!