デートや会食などでフレンチレストランに行くことになったとき、楽しみな気持ちとともに「テーブルマナーが心配…」という不安な思いが出てきてしまう人も。
そんな人のために、今回はフレンチのテーブルマナーの基本をまとめてみました!
服装から入店、お会計まで、覚えておきたいマナーはもちろん、絶対に避けたいNG行為までをまとめているため、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
テーブルとメニュー
(参照元:
unsplash )
デートや会食などでフレンチレストランに行くことになったとき、楽しみな気持ちとともに「テーブルマナーが心配…」という不安な思いが出てきてしまう人も。
そんな人のために、今回はフレンチのテーブルマナーの基本をまとめてみました!
服装から入店、お会計まで、覚えておきたいマナーはもちろん、絶対に避けたいNG行為までをまとめているため、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
オリーブオイル
【フレンチ】
酪農大国であるフランスだからこそ、フレンチには乳製品がよく使われており、野菜のソテーにはバター、ソースには生クリームなど乳製品を多用するのが特徴でもあり、主食はパンです。
もちろん、オリーブオイルを使用することもあるものの、フレンチではオリーブオイルがメインになることはありません!
【イタリアン】
言わずと知れたオリーブオイルの産地であるイタリアゆえ、イタリアンではオリーブオイルをどんな料理にも使われます。
炒めるのはもちろん、蒸したり焼いたりなどの調理に使われるほか、サラダのドレッシングや料理の仕上げにかけるのもイタリアンの特徴であり、主食はパスタやピザです。
人差し指と豆電球
【フレンチ】
サラダなど生野菜はナイフとフォークを使って折りたたむようにして食べます。
このとき、生野菜を切らないのがフレンチのマナーです。
また、スープを食べるときにはスプーンを奥から手前にすくうようにして使い、残り少なくなってきたらお皿の奥を浮かせるようにして食べます。
フレンチの場合、手掴みなど手を使って食べるのはマナー的にNG!
食べ終わったあとのナイフとフォークは、お皿の中央から右寄りに斜めもしくは横に揃えて置きましょう!
【イタリアン】
パスタを食べるときには、スプーンは使用せずフォークのみで食べます。
スープは、スプーンをフレンチとは反対に手前から奥にすくうようにして使い、残り少なくなったときにお皿の手前を浮かせるのがマナーであり、フレンチとは逆になります。
なお、スプーンやフォークなどを使って食べにくい料理については手掴みで食べてもOK!
食べ終わったあとのナイフとフォークは、お皿の中央より下側に縦に並べるのがイタリアンのマナーであり、フレンチとイタリアンではテーブルマナーに様々な違いがあることがわかります◎
テーブル
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【カトラリーは外側から使う】
ナイフやフォークといったカトラリーは、外側に置かれているものから順に使用するのがマナーです◎
【ナイフ・フォークの持ち方】
フォークは左手に、ナイフは右手に持ち、それぞれ人差し指を添えるように持つのが正しいカトラリーの持ち方です。
※左利きの方の場合は、持ち手が逆になります!ひじを張らずに、リラックスした姿勢でカトラリーを持つとスマートな印象に◎
また、ナイフやフォークなどのカトラリーやナプキンを落としてしまったときには、自分で拾わずお店のスタッフに拾ってもらうのもマナーだから忘れずに!
ナイフとフォーク
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【食事中は「ハの字」になるように置く】
食事中は、ナイフやフォークなどのカトラリーはお皿のうえに「ハの字」になるように置きます。このとき、ナイフの刃を自分側である内側に、フォークの場合は背を上に向けるのがマナーです!
【食べ終えたときは斜めに揃えて置く】
料理を食べ終えたときのカトラリーの置き方は、ナイフの刃を内側に、フォークは背を下になるようにして、さらに斜めになるように揃えて置きます。
このとき、フォークの向きは食事中の置き方とは逆になるため要注意です!
レストラン
【ナプキンを広げるタイミング・広げ方】
テーブルのうえにセッティングされてあるナプキンを広げるタイミングは、オーダーが済んだあと!
ただし、その日の主席の人が広げたら、それに続くようにナプキンを手に取るのがマナーとなるため、よくその場の状況を見極める必要があります。
また、ナプキンの置き方は、2つ折りにしたナプキンの折り目を自分のほうへ向けて太もものうえに置くのがマナーです◎
【口を拭く際は、ナプキンの内側で】
料理中に口元が汚れてしまったときには、ナプキンをそっと抑えるようにして拭きましょう!
このとき、汚れた部分が人に見えないように、折り畳んだナプキンの内側を使って拭き、拭き終わったあとのナプキンは汚れた部分が見えないように折り込むのがマナーです。
ナプキン以外に、持参したティッシュやハンカチを使うのは、「このナプキンは汚れていて使えない」という意味になってしまうため、NGです!
ナプキン
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【中座のときはイスのうえに置く】
食事中に席を立つときには、ナプキンは軽く畳んでイスのうえに置くのがマナーの基本です。
なお、お化粧室に行くタイミングにも注意が必要で、「オーダー前」や「料理がテーブルのうえにあるとき」はNGであり、なるべくデザートの前やお会計前に行くようにしましょう!
もちろん、席を離れるときには一言声を掛けてから行くこともマナーとして大切です。
【食後は軽く畳んでテーブルのうえに置く】
食事が終わったら、ナプキンは簡単に畳んでテーブルのうえに置きます。
このとき、綺麗に畳んでしまうと「料理が美味しくなかった」というメッセージになってしまうため、要注意です!
シャンパングラス
シャンパングラスやワイングラスの持ち方は共通しており、どちらも親指から中指の3本で持ち、薬指を使って固定するように持ちます。
このとき、グラスのうえのほうを持ってしまうと、せっかくのドリンクがぬるくなってしまうため、できるだけグラスの下のほうを持つようにするのがベターです◎
前菜
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【アミューズ】
小前菜とも呼ばれるアミューズは、前菜であるオードブルの前に出てくる、お店からのおもてなし料理のこと。
アミューズは一口で食べられるものがほとんどであり、そのままいただきます。
なお、アミューズ用に小さなスプーンやフォークが添えられて出されるため、それらを使用するのがマナーです◎
【オードブル】
メニューの内容はお店によって様々であり一概にはいえないものの、オードブルは基本的に美しく盛りつけされたものが多いのが特徴です。
その美しい盛りつけを崩さないよう、一口ずつ食べると上品で◎
リーフ系など、長さのある野菜などの食材は、フォークで押さえつつナイフを使って畳むようにして、一口の大きさにして食べましょう!
パン
【スープ】
フレンチの場合、スープは奥から手前へスプーンを運び、飲むのが正しい食べ方です。
なお、手前から奥にすくうやり方はイギリス式のマナーであり、こちらもマナー違反ではありません。
もちろん、音をたてながら飲んだり、器を持ち上げながら飲むのはマナー違反であるため要注意です!
【パン】
パン皿のうえで、一口分ずつちぎりその都度バターをつけていただきましょう!
バターは、自分の分をパン皿に取り分けてパンにつけます。
なお、スープやソースをパンで拭って食べるのはNGだから要注意。
基本的には、パンが出されたら食べ始めてOKですが、コース料理ではデザートが出される前にメインのお皿とパン皿が片付けられてしまうため、タイミングを見ながら食べることも押さえておきたいポイントです!
フレンチ料理
【ポアソン(魚料理)】
魚の身が崩れてしまわないように、丁寧に切っていくことが大切です。
切るときには、魚の筋に沿って切っていくと切りやすいため、ぜひお試しを!
また、魚の下にある付け合わせは、魚と一緒に食べるのはもちろん、交互に食べてもOK。
ただし、どちらかだけ残ってしまわないよう、バランスを考えながら食べることが必要です。
【ヴィヤンド(肉料理)】
魚料理と同じように、肉料理の場合も肉の筋に沿うようにすると切りやすくておすすめです◎
また、お肉の場合は、斜めにナイフを入れるとさらに切りやすくなります!
なお、肉汁が流れてしまいせっかくのお料理が台無しになってしまわないためにも、最初にすべてを切り分けてしまうのはマナー違反になるため要注意。
お肉の付け合わせも、どちらかだけが残ってしまわないようにバランスを見ながら食べることが大切です。
デザートと紅茶
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【デザート】
数種類のデザートが出てきた場合、薄い味のものから順番に食べること。
アイスクリームなど溶けるものが含まれる場合は、もちろん先に食べるのが◎
なお、ケーキなどフルーツが乗っているデザートがある場合には、そのフルーツをなるべく最後に食べるようにすると、お皿の上が最後まで美しく見えるようになり上品な印象になるためポイントです!
【コーヒー】
コーヒーのカップを持つときは、受け皿であるソーサーは持たないのがマナー。
また、ミルクを入れたら、前後に2~3回程度回すのに留めておき、あまり混ぜ過ぎないように注意しましょう。
角砂糖を入れる場合には、スプーンの上に乗せ、コーヒーのなかへ沈めるようにすることでコーヒーが飛び散ってしまうのを防げるためおすすめです◎
テーブル
コートや上着は、コートについた埃を店内へ持ち込まないための気遣いとして、お店の玄関前で脱ぎ、片手にかけてお店へ入るのがマナーです。
また、コートや大きな荷物はクロークで預かってもらいましょう!
ハンドバッグなど小振りなものであれば、イスの背もたれと自分のあいだに置くのがベスト◎
ただし、底に鋲がついたバッグなどは自分の足元もしくは左側に置くのが基本です。
なお、バッグを背もたれにかけるのは、サービスの邪魔になってしまうため避けましょう!
もちろん、テーブルのうえにバッグを置くのは絶対にNGであり、バッグでなくとも携帯電話やカメラなどの小物類もできるだけテーブルのうえには置かないようにするのがベターです◎
ワンピースを着ている女性
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フレンチレストランへ行くときの服装は、訪れるお店によっても異なりますが、三つ星レストランであれば、ジャケットにネクタイをしていくのが安心です。
とはいえ、カジュアルなフレンチレストランであれば、私服でも全く問題はないためご安心を!
ただし、サンダルやジャージなどはもちろんNG。
記念日などではジャケットぐらいは羽織っていきたいですよね◎
女性の場合は、綺麗めなワンピースを着ていけばある程度は対応できるため便利です!
迷ったときには、訪れるレストランのHPなどでドレスコードを確認し、お店の雰囲気に沿うような装いを心掛けましょう。
スカートを着用する場合には、膝上丈のものは避け、素足ではなくストッキングを着用すること。
また、足元はサンダルやミュール、スニーカーを避け、大き過ぎるバッグも避けましょう。
さらに、香りの強過ぎるものは避けるなど香水にも気をつけることが大切です◎
お金
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お会計をするときには、目線を合わせたり片手をスッと挙げる程度にしておくのがスマートです。
また、割り勘や家計の支出であり共通のお財布から支払うという場合であっても、形だけは男性が支払うスタイルにすることも、スマートにお会計を済ませることができる技です◎
なお、デザートを食べ終わり、食後の飲み物を飲み終わるまで食事は続いているものと考えられるフランス料理において、食後すぐに席を立ったり、お店を出ようとするのは基本的にマナー違反になってしまうため避けましょう!
注意看板
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最後に、フレンチで絶対避けたいNGマナー集をご紹介します!
NG行為をしてしまうと、周りの方やお店の方に不快感を与えてしまうため、うっかりとNG行為をしてしまわないように意識的にマナーのある行為をすることが大切です◎
【フレンチのNGマナー】
・食事中にスマホをいじる
・食事中に髪の毛を触る
・料理のシェア、交換をする
・口に食べ物が入ったまま会話をする
・カトラリーで音をたてたり、咀嚼の音をたてる
・ナイフを外側に向ける(※周りの人に刃を向けることになってしまうため)
・カトラリーやナプキンを落とした際に自分で拾う
・席を立つときに、ナプキンをテーブルのうえに置く
・バッグをテーブルのうえに置く
フレンチレストランだけでなく、食事をするうえで大切なマナーに通ずることが多くあるため、ぜひ日頃から意識的に覚えておきましょう!