日々、日差しが強くなってくる季節。
お肌の日焼け対策はバッチリという人も、目の日焼け対策は忘れがちじゃない?
そんな忘れがちな目の日焼けだけど、実際に目の日焼けによる様々な眼病があるから侮らずにしっかりとアイケアをしていきたいもの。
そこで今回は、目の日焼けによる主な眼病と対策&対処法をまとめてご紹介します。
サングラスや帽子、日傘など定番の日焼け対策アイテムも、しっかりとポイントを押さえて選びましょう!
腕と日焼け止め
(参照元:
GIRLYDROP )
日々、日差しが強くなってくる季節。
お肌の日焼け対策はバッチリという人も、目の日焼け対策は忘れがちじゃない?
そんな忘れがちな目の日焼けだけど、実際に目の日焼けによる様々な眼病があるから侮らずにしっかりとアイケアをしていきたいもの。
そこで今回は、目の日焼けによる主な眼病と対策&対処法をまとめてご紹介します。
サングラスや帽子、日傘など定番の日焼け対策アイテムも、しっかりとポイントを押さえて選びましょう!
夕焼けとガール
(参照元:
unsplash )
お肌の日焼けを気にしている人も、見落としがちなのが目の日焼け対策。
でも、目の日焼けって実は侮れないから要注意です!
まず、紫外線には眼球の角膜を浸透する性質があり、目の日焼けが視力の低下を引き起こしてしまうのです。
とはいえ、もちろん紫外線を浴びるだけですぐに目に悪影響が及ぶのではなく、実際には数十年もの長い歳月をかけて眼球内の水晶体に蓄積された紫外線によって視力の低下があらわれます。
そのため、特に高齢者に多く見られる白内障も実は紫外線の影響が関係していることも確認されているのです。
ビーチとサングラス
(参照元:
unsplash )
目の日焼けには、お肌まで日焼けしてしまう可能性も…。
強い紫外線を浴びることで、たとえそれが目であっても脳からメラニン色素を作る指示が送られてしまうため、結果いくらお肌の紫外線対策をしていても裸眼で長時間紫外線を浴びることでお肌まで焼けてしまうというわけ。
そのため、シミ・ソバカスを防ぐためにも目の日焼け対策は欠かせないのです!
ガール
(参照元:
unsplash )
実際、目の日焼けってどんな症状があるの?という人も多いはず。
一時的な症状としてよく見られるのが、目の痛みやかゆみ、充血のほか、目がゴロゴロしたり、涙や目ヤニが止まらない、さらにはまぶたが腫れるなどの症状も挙げられます。
シーツとガール
(参照元:
unsplash )
【紫外線角膜炎(雪目)】
目の日焼けによる急性的な眼病のなかでも、特に強い紫外線を浴びたときに生じるのが急性の角膜炎症である、「紫外線角膜炎」です。
雪面など紫外線の反射が強い場所で起きやすいことから、別名「雪目」とも呼ばれます。
主な症状として、白目の充血や目に異物感を感じるほか、涙が止まらないなどが挙げられます。
ほとんどの場合は、強い紫外線を浴びてから約6〜24時間前後で発症し、24〜48時間のうちに自然治癒するのが一般的です。
バスルームのガール
(参照元:
unsplash )
【白内障】
白内障とは、水晶体のたんぱく質が変性することによって眼球が次第ににごってくる眼病のこと。
主な症状として、目のかすみや視力の低下のほか、眩しく感じたりものが二重に見えるなどが挙げられます。
高齢者に多く見られる白内障は、もちろん加齢が主な原因の1つではあるものの、強い紫外線を浴び続けることで年齢にかかわらず発症することがわかっています。
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【翼状片(よくじょうへん)】
翼状片とは、通常白目の表面を覆っている半透明に結膜と呼ばれる薄い膜が、角膜である黒目に向かって三角形に伸びてくる眼病のこと。
目の充血やゴロゴロするなどの異物感が主な症状として挙げられるほか、鏡で確認したときに目頭の白目の一部が黒目に向かって伸びていることが確認できる場合も。
紫外線など外的刺激が原因であるとされ、通常30歳代以降に発症する高齢者に多く見られる眼病です。
進行は早くはなく、外科的な切除による治療が必要ですが、2〜7%の患者が再発し再手術が必要ともいわれています。
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【瞼裂斑(けんれつはん)】
瞼裂斑とは、たんぱく質の変性により白目の一部が盛り上がったり、変色する眼病のこと。
目頭側に発症することが多く、主な症状として白目の充血や異物感のほか、鏡で確認すると茶目または黒目の横に何かついているような症状が確認できることも。
紫外線など外的刺激が原因の1つに考えられており、一般的には20歳以下ではほとんど発症することのない眼病です。
抗炎症点眼薬は抗生剤点眼薬などによる治療が一般的で、重症化した場合には外科的な切除が必要となります。
ビーチとサングラス
(参照元:
unsplash )
紫外線を浴び続けることで、様々な眼病を患う可能性があることがわかったはず。
そんな眼病を避けるためにも、しっかりと目の日焼け対策を行うことが大切です。
目の日焼け対策に最も有効なのは、サングラス。
種類によるものの、なんと目に入る紫外線の90%をサングラスで防ぐことができちゃうのです◎
ただし、しっかりと紫外線カット加工のされているサングラスでないと、紫外線をブロックできないため要注意です!
レンズの色の濃さで選ぶのではなく、紫外線カット機能があるかどうかで選ぶことがポイント◎
紫外線カット機能のない、色の濃すぎるレンズは逆に瞳孔を大きく広げてしまうため、紫外線を多く取り込んでしまう逆効果にも繋がります。
しっかりと紫外線カット加工のほどこされたサングラスを、夏だけでなく1年中かけることが大切です。
とはいえ、年中サングラスってなかなか勇気が要りますよね。
そんな人は、UV対策メガネやUVカットコンタクトレンズも販売されているため、ぜひチェックしてみて◎
窓からの外光が目に染みて目薬を探した。ロートUVキュア、これいいかも。
— ジミーニャン (@n_nn05) 2015年6月2日
清涼感が穏やかなのも私好み。 pic.twitter.com/snNLBDNY3W
インターネット上などでよく目にするUVカット対策目薬、目の日焼け対策として気になっている人も多いのでは?
でも、残念ながらUVカット効果のある目薬は現時点では存在しないといわれています。
一般的にUVカット目薬といわれているものは、あくまでも紫外線によって傷つけられた角膜の炎症を抑えたり、日焼けしてしまった目のケアに使用する目薬のこと。
つまり、紫外線対策として、紫外線から目を守るための予防薬ではないため要注意です!
とはいえ、硫酸亜鉛水和物という成分を含むUVケア目薬は、紫外線による目の炎症を抑えてくれる効果があるため、目の日焼けが気になった場合はぜひ使ってみて。
UVケア目薬として市販されている目薬は、バイシンUVやロートUVキュア、ノアールUVなどが主に挙げられますが、もちろん購入する際には、薬剤師さんに相談し自分の目の症状に合った目薬を選ぶことが大切です。
また、使用上の用法や用量を守ることはもちろん、改善が見られない場合や悪化した場合にはすぐに眼科を受診することもお忘れなく!
ハットをかぶったガール
(参照元:
unsplash )
サングラスとともに目の日焼け対策におすすめなのが、UVカット加工がほどこされた帽子。
特に、衣類や帽子などの繊維製品に使われる紫外線カット効果を示すUPF(ウルトラ バイオレット プロテクション ファクター)の数値が高いものを選ぶことがポイントです!
UPF数値には「50+~40」、「35~25」、「20~15」と3段階あり、このUPFの数値によって日焼けをするまでにかかる時間の差が示されています。
たとえば、最高値であるUPF50+の帽子を被れば、なんと同程度の日焼けをするのに50倍以上もの時間がかかるということなんです◎
このUPF数値に加えて、紫外線を含む光が入ってこないように目の細かい生地を選ぶことや、紫外線カット効果のあるつばが広い帽子を選ぶこともポイントです。
7cm以上のつばがある帽子を選ぶと、なんとそれだけで50〜70%もの紫外線をカットできるんだとか!
ぜひ、UVカット加工のサングラスに加えて、UVカット効果の高い帽子でダブルに紫外線を徹底的にカットしていきましょう。
お花畑のガール
(参照元:
unsplash )
紫外線対策アイテムとしてよく目にする日傘も、サングラスや帽子同様にUVカット加工のほどこされたものを選ぶことが大切です。
また、帽子の選び方同様、光のなかに含まれている紫外線を徹底的にカットするためにも、光が差し込みやすいレースの日傘のように目の粗いものより、絹や麻綿、綿など目の細かい生地を選ぶことがポイントです。
さらに、地面からの照り返しによって日傘のなかに入ってくる紫外線でより多くの紫外線を浴びてしまうリスクを避けるためにも、日傘の内側部分が照り返し防止として黒色や濃い色のものを選ぶことも重要なポイントです。
サングラスや帽子、日傘も、このようにしっかりと紫外線カット効果のポイントを押さえて、目の日焼け対策に効果のあるアイテムを選びましょう!