いつもはあまり本を読まない人でも、ふと小説を手にとって読書をしたくなる時ってありますよね!
でも、いざ小説を読もうとしても「何から読めばいいの?」「どの本が読みやすいの?」と困ってしまった経験がある人も多いはず。
そんな人のために、この記事では「恋愛小説」「ミステリー小説」「感動小説」「短編小説」「WEB小説」の5つのテーマに分けておすすめの小説を紹介します♪
あなたも今日から「小説女子」になってみては?
複数の小説
いつもはあまり本を読まない人でも、ふと小説を手にとって読書をしたくなる時ってありますよね!
でも、いざ小説を読もうとしても「何から読めばいいの?」「どの本が読みやすいの?」と困ってしまった経験がある人も多いはず。
そんな人のために、この記事では「恋愛小説」「ミステリー小説」「感動小説」「短編小説」「WEB小説」の5つのテーマに分けておすすめの小説を紹介します♪
あなたも今日から「小説女子」になってみては?
【あらすじ】
兄の死以来、「人の死」をテーマにした小説ばかりを読んで過ごす亮太は、クラスでも疎まれる存在。
体育祭をきっかけに交際することになった小春は亮太と正反対の天真爛漫な性格。
小春と過ごしていくうちに亮太の時間がやっと兄の死から先に進み、やがて2人は「家族」になる。
しかし、幸福な未来を描いた矢先、小春の未来に暗い影が…?
【おすすめポイント】
恋愛に対して不器用な2人がどのようにして試練を乗り越えるのか、読み終わった後にタイトルをの意味を考えたとき、日常を大切にしたくなる小説です。
最初から最後まで「死」をテーマとした小説にも係わらず、2人のたわいもないやりとりや、亮太のやさしさ、小春の強さのおかげで暗さを感じさせない恋愛小説。
読後は感動するとともに、ほっこりと温かい気持ちになれるのでおすすめです!
【あらすじ】
幼馴染と10年ぶりに再会する「僕」。
学年イチのバカと言われていた彼女が、賢く、モテ系の美女へと大変身を遂げていた。
必然のようにスタートした2人の恋愛は順調のように思えたが、彼女は計り知れない過去を抱えていて…?
恋に落ちる瞬間の胸の高鳴り、交際したてのドキドキもすべて詰まった恋愛小説。
【おすすめポイント】
映画化され、松本潤さんと上野樹里さんが主演を務めたことでも有名な作品。
小説の結末を知っている人も多いかも?
いくら結末を知っていても、2人のかわいいやりとりには何度もキュンキュンしちゃうはず。
最後はバッドエンドのように思えるけれど、作者も公言している通り、この小説は「ハッピーエンド」です。
意味がわかると、更に感動するかも。
結末の意味を考えてみるのおすすめです。
【あらすじ】
演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。
しかし、永田が立ち上げた劇団はうまくいかず、うまくいかなければいかないほど永田は演劇にのめりこみ、知らず知らずのうちに沙希に負担をかけてしまう…。
もがいて、悩んで、2人が出した結論は?
【おすすめポイント】
又吉直樹さんが書く、初めての恋愛小説。
帯の「一番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできへんかったんやろな。」といいう文章に惹かれて読み始めました。
私が沙希の友達だったら「別れなよ」ってアドバイスしちゃうぐらい典型的クズ彼氏の永田なのに、読み終わるころにはなぜか「がんばれ!」って背中を押したくなりました。
どこか欠落している、愛される余白に富んだ永田と、優しすぎて脆い沙希の恋愛を応援したくなりました。
大切な人に会いに行きたくなる小説です。
【あらすじ】
突然行方不明になった姉が、2年後に無事に帰ってきた。
姉と遊ぶのが大好きだった妹にとってはこの上なくうれしい出来事のはずが、心にはある“違和感”が残り続けていた。
13年前に起こった姉の失踪事件の真相とは?圧巻のミステリー小説!
【おすすめポイント】
姉が失踪してから帰ってくるまでの2年間が綴られているが、捜索の過程ではなく「帰ってきてから」が小説のテーマの中心となっている。
「帰ってきた姉は本当に私の姉なの?」という疑問を抱き続ける妹が最終的にたどり着いた答えには驚愕です。
【あらすじ】
部隊は一流シティ・ホテル「ホテル・コルシア東京」。
フロントクラークで働く山岸尚美はある日「連続殺人事件の次の犯行現場として予測されるのがこのホテルである」という情報を告げられる。
次々と現れる“怪しい”宿泊客たち。
潜入捜査として協力してくれる警部補・新田と一緒に事件を解決していくが…。
犯人はいったい誰?
【おすすめポイント】
東野圭吾さんの小説とても好きで、中でもこの「マスカレード」シリーズは特に好きです。
ミステリーの要素だけでなく、山岸と新田のやりとりにコメディ要素があるので、ミステリー小説にしては読みやすい!
ミステリー小説初心者にもおすすめです。
【あらすじ】
センター試験まであと少し、冬の寒い日に高校3年生の8人が登校するところから物語は始まる。
しかし、教室についても一向に授業は始まらず、8人はだんだん違和感を覚え始まる。
なんと、学校から外に出られなくなっていたのだ。
このクラスでは、前の年の文化祭の日に同級生が屋上から飛び降りる自殺をした事件があったのだが、彼らは全員「誰が飛び降りたのか」を思い出すことが出来ない。
迫りくる恐怖と闘いながら謎を解いていく青春ミステリー。
【おすすめポイント】
自分と年代が近い主人公ということもあり、共感しやすい点がたくさんあります。
上・下巻に分かれていますが、読みやすい文体なのでスラスラ読み進められます。
物語全体にちりばめられた伏線を最後の謎解きのシーンで回収するトリックは圧巻です。
ミステリー小説ながらも、SF・恋愛要素があるのも女子にとっては嬉しい!
【あらすじ】
ピエロの仕事は「みんなを笑顔にすること」。
見習いピエロが恋をしたのは、病を抱える闘病中の彼。
彼を励ます一途さに彼女の惹かれていき、2人の交際はスタート。
しかし、愛しているがゆえ、彼女との別れを決意する彼は再び笑顔を失ってしまう。
そんな彼に彼女が送ったものとは…?
【おすすめポイント】
まずはこの小説が「実話」ということに衝撃を受けました。
こんなに強い女性いるんだ、って。
泣きたい気持ちでいっぱいのときも「笑え、笑え」と毎日鏡の前で練習していたそう。
”あなたには、最後の一瞬まで笑っていてほしかったから。だってわたし、道化師だもの。”
という美由紀さんの太陽のような優しさと心遣いに勇気と感動をもらいました。
へこんでいるときや、勇気をもらいたいときにおすすめです!
【あらすじ】
長年連れ添った妻・夏子を突然の事故で失った人気作家の津村だが、妻を失ったことをイマイチ悲しめない自分に気が付いてしまう。
しかし、同じ事故で母親を失った一家と出会い、そこからようやく亡き妻と向かい合い始める。
人間関係の複雑さや不確かさを描いた感動の家族小説。
【おすすめポイント】
同じ事故で母親を失った一家の父親の携帯を盗み見るシーンが印象的。
保護マークがつけられているメールを津村が開いてみると「布団取り込んでおいて」「マヨネーズ買ってきて」のような日常のものばかりだったのです。
このように何気ない日常にこそ、家族との大切な時間が詰まっているんだなって気づかされ、感動しました。
【あらすじ】
お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う夫婦が田舎にやってきたところから物語は始まる。
最初は自然に囲まれほのぼのしていた日々を送っていた2人だが、物語の後半で「ムコさん」の様子が変わってくる。
「ムコさん」が抱えていた過去を乗り越え、最終的に2人が迎える結末に号泣必至の感動恋愛小説。
【おすすめポイント】
小説の展開やストーリーももちろん大好きなのですが、前半部分のこの夫婦のやりとりがほのぼのしていて可愛い。
何度も読みたくなってしまいます。
過去や悩み、弱さも全部愛してくれる「ツマ」のやさしさに感動し、そんな「ツマ」に出会えた「ムコさん」が羨ましくなっちゃうぐらいラブラブな2人です。
【あらすじ】
ごく普通の家庭のリアルを描いた短編集。
短編小説のすべてがバラバラというわけではなく、同じ幼稚園に子どもを通わせる家族が登場する。
もがきながらも、最終的には前を向いて進んでいく5つの短編で構成されている。
【おすすめポイント】
この物語に出てくる家族は、裕福で不自由なく暮らしているので一見しあわせそうに見えます。
しかし、そんな家族の中にも当たり前に存在する「家庭不和」をテーマに、家族の行き違いとそこからの再生が描かれています。
暗くなりすぎず希望を見いだせるストーリーになっているのでおすすめです!
【あらすじ】
「死後、モノになって大切な人の傍にいられるとしたら何になる?」
ある人は息子のロージンバッグに、娘は母の補聴器に、夫は妻の日記になって…。
【おすすめポイント】
短編小説なのでひとつひとつが短めなのに、感動できたり、考えさせられるようなオチがあるのが良いと思います。
電車や少しのスキマ時間に読み進めるのにちょうど良いし、お話がつながっていないのでパッと開いたページの物語から読んでみるのもおすすめ。
【あらすじ】
「自衛官の恋愛模様」をテーマに描かれた短編小説が6つ収録されている。
表題作である「クジラの彼」には、潜水乗りの彼が登場する。
潜水乗りは一度潜ったら全く連絡がとれないし、いつ帰ってくるのかもわからない。そんな時に、彼を待つ彼女が他の男性に言い寄られてしまって…?
コメディ要素たっぷりのドタバタ恋愛短編小説集。
【おすすめポイント】
全く知らない自衛官の恋愛模様がのぞけるのが楽しいです。
コメディ要素たっぷりなのに、なぜか感動してしまうものも。
幸せな登場人物たちの恋愛模様を覗くことで、自分もハッピー気分になれちゃう1冊です。
読んだら絶対、恋愛したくなっちゃいます!(笑)
【あらすじ】
『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。』
物語は大学生の主人公「クスノキ」が寿命を売れると噂されるビルへと向かうところから始まります。
お金もなく、自分の人生に希望を見い出せない彼は、自分の寿命を3ヶ月だけ残して売り払ってしまいました。
寿命の大半を売った彼には、「ミヤギ」という女性監視員がつくことになり、彼女との奇妙な生活がはじまります。
【おすすめポイント】
人間の価値観や、人生の密度について考えさせられる本です。
自分は自分が思っているより何もできない、そんな理想と現実とのギャップに気づいた時、人は何を思い、どう行動するのでしょうか。
タイトルの「三日間の幸福」は「クスノキ」にとってどんな形で訪れるのか、読みだしたら止まらない名作です。