【読書の秋】すぐに読みたい!話題の文庫本ランキング

【読書の秋】すぐに読みたい!話題の文庫本ランキング

2019.10.15

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たくさんの本
たくさんの本 (参照元: unsplash

秋といえば、読書ですよね! 「何を読もうか迷っている…」そんな人にこそ読んでもらいたい、おすすめの文庫本作品をまとめてご紹介します♪

2018年、2019年と高い評価を受け話題になった文庫本作品はもちろん、本屋大賞のランキングに選ばれるなど、長年人気をキープし続けている定番のミステリーや恋愛小説などもピックアップ!

ぜひ参考にしながら、この秋にじっくりと読みたいお気に入りの1冊を探してみて♡

話題の一冊を見つけるなら【本屋大賞】をチェック

本を読む女性

手に取る文庫本に迷ったときには「本屋大賞」をチェックするのがベスト! 「本屋大賞」とは、年々売り上げが下がっている本市場を盛り上げようと、書店員の有志によって作られた賞であり、実際に書店で働く書店員の投票によって決められます。

本が大好き!という書店員が、面白いと思った本や、ぜひ読んでもらいたいと思った新刊書に投票をするからこそ、話題の一冊を見つけるなら、ぜひチェックしておきたいもの◎

また最近では、既存の書籍のなかで今もなお人気があるものや、時代を超えて面白い、残していきたいと思ったものに書店員が投票する「発掘部門」も設けられています。

2018年高評価だった文庫本3選

『かがみの孤城』辻村深月(著)

著者である辻村深月が、思春期に感じていた感情を投影した文庫本であり、学校に行けない引きこもりの少女を主人公に、大人になった著者の目線から描かれています。

引きこもっていた少女の目の前で、突然鏡が光り、そのなかに吸い込まれてしまったところ、その先で似た境遇にある仲間に出会うという、青春小説とファンタジーが織り交ぜられた作品となっています。

まさに今思春期を過ごしているという人はもちろん、青春を懐かしむ世代の人も、ファンタジーの世界でもう一度青春を感じてみてはいかが?

『盤上の向日葵』柚月裕子(著)

2018年、ミステリー×将棋という新しいジャンルでありながら、高評価を得た作品としておすすめなのが『盤上の向日葵』。

埼玉県で発見された白骨死体から始まるミステリーはもちろん、山形県の将棋会場にて世紀の対局が行われる先には、衝撃的な結末が待っていて、目が離せません。 また、刑事と元プロ将棋氏の新米刑事というコンビのキャラクターにも要注目!

重厚感があり、しっかりとしたミステリー作品が好きという方におすすめの文庫本である一方、将棋シーンは「将棋を知らない人にはなかなか難しい…」なんて声も挙がっているため、理解しながら読み進めるのには少し苦労するかもしれないけれど、衝撃の結末が待っている!と自身を励ましながら読むのが◎

『屍人荘の殺人』今村昌弘(著)

初心者でも読みやすいミステリー小説としておすすめなのが、今村昌弘による『屍人荘の殺人』。

大学のミステリー愛好会が、夏の合宿と称して出かけた先で、予想外の出来事に遭遇し、宿で立てこもりを始めるところからはじまるミステリー。

夜が明けると、1人の部員が死体となって発見され、そこから連続殺人が始まり、無事に謎を解いて帰ることはできるのか?といった、青春×ミステリーの人気ジャンルだから、ミステリー小説が好きな方はもちろん、苦手な方にもぜひおすすめしたい作品です!

2019年高評価だった文庫本3選

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ(著)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

. . #そしてバトンは渡された #瀬尾まいこ . 心の底から、この本に出会えて良かった。 . あたたかくて、優しい涙が 自分でもびっくりするほど溢れました . 特に変わった、 ドラマチックなことが起きるわけではない . ただ、まっすぐで不器用な愛情を 誰よりも、何よりも大切な人に注ぐ . たったそれだけ。 . だけどこんなにも人の心を打ち、胸に響く . 一緒に住んでいなくても 血が繋がっていなくても 心から幸せを願い、見守り、支える だって、家族だから。 . . ご飯を作ってくれる人がいて 嬉しかったことや悲しかったことを 全部話したくなる人がいる。 . 何て幸せなんだろう たくさんありがとうを言いたくなった . そして将来は自分もそういう人になろう . 愛情を注ぐ相手がいることは とても幸せなことだから。 . #本屋大賞 #おめでとうございます . #おすすめの本 #小説 #本棚 #読書倶楽部 #読書 #読書記録 #読了 #本好きな人と繋がりたい #読書好きな人と繋がりたい . 登場人物、全員好きだったけれど 特に森宮さんが大好き .

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2019年本屋大賞を受賞した『そして、バトンは渡された』は、主人公である17歳の少女と、周りの登場人物が繰り広げる感動のストーリー。

父親が3人、母親が2人と複雑な家庭環境で育ってきた17歳の少女は、様々な家族事情を抱えながらも、いつでも両親を愛し、周りの人たちからも愛を受けて育っています。 読み進めるにつれて、この複雑な環境のなかに溢れる人々の温かさや、愛情あふれる少女の人柄に心動かされること間違いなし!

家族の大切さやあり方を改めて考えさせられるとの評価を受けて、本屋大賞も受賞した作品だからこそ、とにかくおすすめです◎

『ひと』小野寺史宜(著)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

. . #ひと #小野寺史宜 . 世の中にはいろんな“ひと”がいる。 . ひとりひとり 考え方も価値観も性格も違う . 違うからこそ 傷ついたりすれ違ったりもするけれど . そのおかげで強く成長できたり。 . たくさんの人に助けられて、支えられて そして自分も誰かを助けて、支える . 小さな親切、優しさからどんどんご縁がつながる感じが もう、本当に、良かったです。 . 「人は傷ついた分だけ強くなれる、優しくなれる」 . という言葉はよく聞くけれど 1人ではそれは無理だと思う . たくさんの人と出会って 助けられたり、助けたりする過程で ひとは強くなったり優しくなるんだろうな . #本屋大賞ノミネート . #おすすめの本 #小説 #本棚 #読書倶楽部 #読書 #読書記録 #読了 #本好きな人と繋がりたい #読書好きな人と繋がりたい . . 今日から私の新しい生活が始まりました どんな“ひと”に出会えるかな💭 . 新生活はちょっと疲れるけど 新しいことが始まるのは いつもわくわくするから好き🌱 . 私らしく、がんばります☺️ . .

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2019年本屋大賞第2位を受賞した『ひと』は、題名に込められたとおり、「ひと」の言動や気持ちをキーワードにした作品です。

20歳にして天涯孤独となってしまった少年が、自分自身のひょんな優しさから新しい人生を踏み出すヒューマンストーリー。

物語のなかで起こる展開は自然で、読み終わったときには心がほっこりするという声も多く、これを読めば「自分も人に優しくしよう!」と思えるはずです◎

『ベルリンは晴れているか』深緑野分(著)

多くの著名人たちからも高い評価を得た『ベルリンは晴れているか』は、ナチスドイツ時代のベルリンをテーマにした歴史ミステリー小説です。

主人公である少女は兵員食堂で働いており、恩人の男性が謎の死を遂げたことで疑いの目を向けられる一方、訃報を彼の甥に伝えるべく旅に出ます。 その旅の途中、陽気な泥棒を道連れにすることになり状況が変わっていくというストーリー展開。

ナチスドイツ時代のベルリンをテーマにしたフィクションストーリーながらも、古臭くもなく、リアリティあふれる内容にハマってしまうこと間違いなし! 人間の本性や狂気、愛など生死と向き合うおすすめの小説です◎

読者に人気の文庫本~ミステリー部門~

『人魚の眠る家』 東野圭吾(著)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

☆ ☆ ☆ 久しぶりの読書TIME📖 ・ 映画は観てないんだけど 気になってた作品。 ・ 一気に読んでしまった! 連勤なのに! 連勤のまだまだ途中なのにっっ! ・ 臓器移植問題。 脳死について。 様々な捉え方があるし どんな考え方も間違いではないと思ってしまう。 そして海外と日本の死生観の違いを知った。 ・ 面白いと言ってしまって いいのか分からないけど 引き込まれました。。。 ・ ぶっ飛んでるなー! て、所もあるんだけど 妙に説得力がある所が好きです。 東野圭吾さん。 ・ そして アロマオイルの香りを感じる作品でした😌 ☆ ☆ ☆ #人魚の眠る家 ☆ ☆ ☆

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ミステリー小説の巨匠として知られる東野圭吾の人気作『人魚の眠る家』は、6歳の少女がプールで溺れ、植物状態になってしまうところからストーリーは始まります。

植物状態になってしまった少女を1度は受け入れた家族は、臓器提供も考えるものの、結局は受け入れることができずに、少女を介護しながら生活を始めます。 事故が起こる以前の夫婦関係から、事故後の家族としての在り方、さらに「脳死」といった大きなテーマに関しても考えるきっかけとなるはず。

2018年には、篠原涼子主演で映画化された作品でもあり、映画は見たことがある!という方もぜひ原作を読んでみて!

『十角館の殺人』 綾辻 行人(著)

推理小説家である綾辻行人のデビュー作である『十角館の殺人』もまた、ミステリー小説界に大きな影響を与えた名作です。

ミステリー研究会のメンバーである大学生7人が、十角形の奇妙な館が建つ角島を訪れたことから始まるストーリーは、次々に館で起こる連続殺人の衝撃的な結末へと導きます。 本格ミステリーでありながら、わかりやすいストーリーであるため、ミステリー小説初心者にもおすすめです◎

ストーリーは王道で犯人はわかりやすいものの、ラストにはしっかりと衝撃が待ち受けているためお楽しみあれ!

『魔眼の匣の殺人』今村昌弘(著)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

📕 ★★★☆☆ 『魔眼の匣の殺人』(21)  前回のデビュー作『屍人荘の殺人』がすっごく面白かったシリーズ第二弾。 今回も、出てくる人はいっぱいいますが、程よいところで再度キャスト紹介してくれる親切設計。クローズドサークルものは登場人物がごっちゃになるからありがたい😊  今村さんは文章の運びが軽やかで、おしゃべりが鼻につかないところが読みやすい!葉村くんと比留子さんのやりとりが微笑ましいです。話の舞台的にもライトな横溝正史というか軽やかな綾辻行人というか😆  ただ、今回はミステリーとしてちょっと分かりづらかったかな…。頭の中であっちが…こっちで…あれが…こうで…とかなり考えながら謎解きしないとついていくのが大変だった💦シリーズとしてまだ続くようなので次回作にも期待!  祝㊗️映画化!ってことで、葉村くんはすっかり神木隆之介くんで読みました👍明智くんが中村倫也くんかー…そうか、そうですか…、倫也くんがね…そっか…← でもでもそちらも楽しみ!  📖 その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。 📖  #魔眼の匣の殺人 #今村昌弘 #ミステリー #クローズドサークル #探偵 #小説 #小説好き #読書 #読書好き #本 #図書館 #図書館の本 #図書館が好き #本好きな人と繋がりたい #読書好きな人と繋がりたい #小説好きな人と繋がりたい #読書記録2019 #読書日記

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『屍人荘の殺人』で注目を集め、人気となった今村昌弘の作品『魔眼の匣の殺人』は、「魔眼の匣」と呼ばれる村を関係のない9人で訪れたところ、そこで暮らし、預言者と呼ばれ恐れられている老婆が「あと2日のうちに4人が死ぬ」と予言したところから始まるストーリー。

ストーリー自体は前作と設定が少し似ているものの、「結末は全く予想できなかった!」という驚きの声も多く、人気作家となった今村昌弘の評価が改めて高くなった作品でもあります。

また、物語の終わりは第3作目に繋がるように構成されているところも見どころです◎

読者に人気の文庫本~恋愛部門~

『君の膵臓を食べたい』住野よる(著)

映画化もされた人気恋愛小説『君の膵臓を食べたい』は、青春×恋愛というまさに人気の組み合わせ!

病院で1冊の人気を拾った青年は、クラスメイトの少女のものであると知ると同時に、少女が日記に綴った内容に驚かされます。 そこには、もう余命がいくばくもないことが綴られており、この出来事から、人との出会い や命の長さなど、自分の価値観が変わっていく様子を、登場人物である高校生らしい視点から描かれているのが特徴でもあります。

友情や愛情を考えさせられるストーリーであるため、「王道の恋愛小説は苦手…」という人にもおすすめです◎

『ノルウェイの森 』村上春樹(著)

上下巻で展開される村上春樹の作品といえば、有名なのが『ノルウェイの森』ですよね!

主人公の男性が、大学時代に振り回された彼女との記憶を回想するストーリーのなかには、身近な人の自殺や精神疾患など重いテーマが組み込まれています。

恋愛小説というよりも、生と死がテーマになった小説であり、「人生についてじっくりと深く描かれた小説を文庫本で楽しみたい」という方は、ぜひ1度読んでみてはいかが?

『ナラタージュ』島本理生(著)

『ナラタージュ』は、女性であれば1度は憧れる、年上男性との恋愛物語を描いた小説。

20歳の女性が主人公となり、2人の男性のあいだで揺れながらも、相手を想うそれぞれの気持ちや、信じる想いとの葛藤に苦しむといった等身大の恋愛ストーリーが描かれています。

相手を信じるか信じないかなど、恋愛における悩めるポイントが切なくも共感できると高い評価を受け、今もなお多くの人に読まれている人気小説です!

まとめ

いかがでしたか? 読書の秋にぴったりな、すぐにでも読みたくなるような話題の人気文庫本をまとめてご紹介しました!

本屋大賞のランキングに選ばれたものをはじめ、2018年2019年に話題になった文庫本作品は、どれも時間をかけて読む価値あり◎

ご紹介した作品を参考にしながら、今後長く手元に置いておきたいと思えるような作品を探してみて♪ お気に入りの文庫本とともに、すてきな秋のひとときを過ごせるはずです♡

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