【PMS】PMS(月経前症候群)とは?その症状、薬で治せるかも。

【PMS】PMS(月経前症候群)とは?その症状、薬で治せるかも。

2017.10.30

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寝転がる女性
寝転がる女性 (参照元: unsplash

生理前になると、なぜかわからないけれどイライラしてしまったり、ひどい眠気に襲われたり、肌荒れに悩んだり…。

こんな経験したことのある人も多いのでは?

実は、これらの原因はPMS(月経前症候群)かもしれません!

PMSとは何?ということから、PMSの症状や対策、効果的な薬やサプリ、知っておきたい病院での診断に関することまで、PMSのことを徹底解析しちゃいます◎

PMSとは?

PMSって?

悩む女
悩む女性 (参照元: unsplash

生理前になるとなぜだかイライラしたり、無性に甘いものが食べたくなったり、お肌の調子が悪くなったりすることない?

実はこれ、すべてPMS(月経前症候群)の症状に当てはまるから要注意!

PMS=Premenstrual Syndromeを指すPMS(月経前症候群)とは、生理がくる3〜10日前から起こる体の不調のことで、生理が始まると症状は弱くなり、次第になくなるのが一般的です。

PMSという言葉を初めて耳にしたという人も多いかもしれないけれど、なんと女性の80%もの人がPMSに悩んでいるといわれているのです!

どうしてPMSになるの?

髪を振り乱す女性
髪を振り乱す女性 (参照元: unsplash

女性の80%もの人が悩まされているPMSだからこそ、その原因を知っておきたいですよね。

とはいえ、PMSの原因は未だにはっきりと解明されていないんです…。

様々な説があるものの、一説によると、女性らしさをつくるホルモンである「エストロゲン」と妊娠を手助けするホルモンである「プロゲステロン」の急激な変動が関係しているんだとか。

どんな症状があるの?

枕を抱える女性
枕を抱える (参照元: iStock )

イライラしたり、ひどい眠気、憂鬱な気分、肌荒れ、むくみなどが主なPMSの症状として挙げられているものの、なんとPMSによる不快な症状は200種類以上も存在するといわれているから驚きですよね!

また、人によって生じる症状が異なるほか、同じ人でも月によって全く違う症状に悩まされる…なんてことも。

事前にできる対策はあるの?

アルコールを控える

お酒を持っている女性
お酒を持つ女性 (参照元: unsplash

未だにはっきりとわかっていないPMSの原因だからこそ、対策はできるだけ多く知っておきたいですよね。

まず、PMSの代表的な症状として挙げた「むくみ」を促進しないためにも、アルコールをできるだけ控えるのがベター

このように、自分が抱える身体の不調の原因となるものをできるだけ控えることで、PMSの症状を軽減できるなど、PMS対策として有効だから、まずは身体の不調の原因を探ってみましょう

また、むくみ対策としてよくいわれる代謝を促進するためにも、代謝を良くしてくれる食べ物とされるひじきやごま、うなぎ、わかめなどを意識的に食事メニューに取り入れることも効果的です。

日頃から生活リズムを意識する

枕元の時計
枕もとの時計

ホルモンバランスが乱れているときに、生理になってしまうと普段よりもさらにPMSの症状が重くなってしまう可能性が高くなってしまいます。

そのため、睡眠時間をしっかりと確保するなど生活リズムを意識しながら毎日を過ごすこともPMS対策としてとっても重要です。

また、生理前や生理中だけに限らず、常日頃から生活リズムを心がけることでホルモンバランスを整えるように習慣づけていくことも大切です!

カフェインを摂取しすぎない

コーヒー
マグを持つ女性

日頃から生活リズムを意識していても、生理前はどうしてもホルモンバランスが崩れてしまい情緒不安定になってしまうもの。

情緒不安定というのもPMSの症状の1つであり、原因として神経が興奮状態にあることが挙げられます。

そのため、神経を刺激してしまいがちなカフェインを摂取しすぎないことが大切です。

特に、カフェインは生理痛をひどくしてしまう可能性もあるため過剰摂取には要注意!

情緒不安定だからカフェでリラックス♪という思いでカフェインを摂取すると、逆効果になってしまうことも…。

そのため、カフェインレスコーヒーや、カフェインの入っていないジュースなどでカフェタイムを過ごすのがベターです◎

上手に乗り切る方法

軽い運動をする

海辺でヨガ
海辺でヨガをする女性 (参照元: unsplash

どれだけ事前に対策をしていても、ホルモンに関わるものだから生理前にはどうしても憂鬱な気分になってしまうもの。

そんなときには、気分転換としてヨガや散歩など苦にならないような軽い運動をするのがおすすめです!

気分転換になるだけでなく、代謝を良くしてむくみ予防にも繋がるため効果的です。

軽い運動をする気分にもなれない…なんてときには、その場はゆっくりと大きく深呼吸するだけでも効果が得られるためぜひお試しあれ♡

体を温める

お風呂
バスタブと足先 (参照元: unsplash

代謝を良くするためにも、お風呂で半身浴をするなど身体を温めることもおすすめです◎

特に冬場は、足先や足首なども冷えやすくなるため靴下を履くなど意識的に身体を温めてあげましょう!

また、半身浴する時間がない…というときは、濡らしたタオルを電子レンジで軽く温めて作った蒸しタオルで身体を温めてあげて♡

なかでも、大切な血管が集まっている首は皮膚が薄く、首を温めることで全身に温かさがいきわたるため効果的でおすすめです!

アロマテラピー

情緒不安定だったり憂鬱な気分を和らげてくれるのに効果的なのが、アロマテラピーです!

特にPMSの症状を緩和するのにおすすめなのが、ジャスミン・ローズ・イランイランの3つの香り♡

・ジャスミン…濃厚なフローラルなジャスミンの香りは、脳内にドーパミンの分泌を促進する効果があるとされており高揚感や多幸感をもたらしてくれます◎

・ローズ…優しいローズの香りは喜びや愛情を感じさせてくれるといわれており、ハンドクリームやボディクリームの香りにもたくさん採用されているから手に入れやすいのも魅力です。

・イランイラン…好き嫌いに個人差のあるイランイランの香りは、女性の魅力を高めロマンチックな気分が味わえるんだとか♡

気になる人は自分の好みの香りかを確かめるためにも、1度店頭などで香りを試してみるのがおすすめです!

マッサージをする

髪を結わく女性
髪を結わく (参照元: unsplash

自分で最も簡単に今すぐできる方法としておすすめなのが、マッサージ

血行を促進できるため、リラックス効果があるほか頭もすっきりとし気分転換もはかれるはずです◎

ちょっと頭がすっきりしないな、なぜか憂鬱な気分だな…なんてときには、とりあえずマッサージでリフレッシュをはかってみてはいかが?

それでも耐えられない…そんな時は。

市販薬を飲む

たくさんの薬
たくさんの薬 (参照元: unsplash

それでも様々なPMSの症状に耐えられない…!というときも、きっとあるはず。

そんなときには、頭痛であれば頭痛薬を、腹痛を感じるのであれば腹痛薬といったように症状に合った市販薬を飲むのも効果的です。

なお、肌荒れやニキビに悩んでいるときには、ビタミンCやB群を含んだビタミン剤を摂るのもおすすめです◎

病院で相談しよう

痛い
顔を歪める女性

自分ではもうどうしようもない…!というときには、病院で相談することも大切です。

PMSの診断・治療をしてもらえるのは、婦人科です。

生理の期間とPMSの症状が起こる期間にははっきりとした関係性があるため、診断時には「生理の何日前からどういった症状があり、生理が始まると症状が軽くなる」というように医師に伝える必要があります。

そのため、病院で診察を受ける際には、前もって自分の生理周期とPMSの症状が起こるタイミングをしっかりとメモしておくことが大切です。

なお、病院のHPなどでPMSの治療に積極的な医師が在籍しているかどうか、どこの病院が良いかなどもぜひ確認しておきましょう!

ポジティブシンキング

振り返る女の子L
笑顔で振り返る女性

イライラしたり憂鬱な気分になったりと、ポジティブな状況とは程遠い気分に陥ってしまうのがPMSの辛いところ。

とはいえ、完璧主義であればあるほど自分の感情を上手くコントロールできないことに対してのイライラが募ってしまうもの。

そのため、生理前はできるだけポジティブシンキングを心掛けて、自分に優しくしてみるのも1つの方法です♡

まとめ

なぜかわからないけれど様々な不調が生理前に起こる…と悩んでいた人も、女性の80%もの人が悩まされるPMSが原因かもとわかれば、少しほっとしたなんて人もいるのでは?

人によって、さらに月によっても症状が大きく異なるPMSだからこそ、ご紹介した様々な対策で症状を和らげることが大切です。

また、薬やサプリ、病院での専門医による診断や治療など自分ではどうしようもないときには、無理せずに頼ってみるのも1つですよ!

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