【超初心者向け】アクリル絵の具の使い方~布に付いたら落とせない?

【超初心者向け】アクリル絵の具の使い方~布に付いたら落とせない?

2020.09.13

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絵の具
絵の具

絵を描くのって、楽しいですよね♪最近絵を描き始めたという方も、絵の具を使って絵を描いてみたい!という初心者さんも、まずはアクリル絵の具の使い方を勉強しておきましょう!

アクリル絵の具とはどういう特徴があるのか、油絵の具とは何が違うのか等の基本的なことから覚えていけば、アクリル絵の具を使って絵を描くときにスムーズに使えるようになります♡

また、アクリル絵の具のメリット・使い方・落とし方もまとめていますので、初心者さん必見です(*ノωノ)

アクリル絵の具とは?

顔料+アクリル樹脂でできた絵の具

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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アクリル絵の具とはそもそもどういった絵の具を指すのか、まずはそのことについてご説明します。

絵の具には、水彩絵の具、油絵の具、アクリル絵の具などのさまざまな種類のものがありますよね。

絵の具は、顔料と糊の成分であるバインダーというものでできています。このバインダーによって、絵の具の特徴が変わるんですよ!

アクリル絵の具の場合には、顔料とアクリル樹脂でできており、水彩絵の具は顔料とアラビアゴム、油絵の具は顔料と乾性油でできています。

アクリル絵の具の特徴

すぐに乾く

乾燥
乾燥

色々な種類の絵の具がありますが、アクリル絵の具にはどういった特徴があるのでしょうか。

まずは、すぐに乾くという点が大きな特徴と言えます。数ある絵の具の中でも、一番乾燥するのが早い絵の具が、このアクリル絵の具なんですよ!

自然に乾燥するのを待つこともできますが、ドライヤーでサッと乾かしてしまうこともできるんです。

乾燥が早いため、下に塗った箇所を気にしないで、重ね塗りをすることだってできますよ。乾いた色の上から色をさらに重ねれば、塗りなおすこともできるため、失敗しでも大丈夫という点もポイント♪

不透明で細かい描写に向いている

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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さらにアクリル絵の具は、不透明感があるため、細かい部分の描写が可能です。

そのため、デザインやアニメーションの現場などでも、アクリル絵の具が用いられる機会が多いんです。

複数のタッチで描ける

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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アクリル絵の具は、水彩のような透明感を出した表現もできますし、油絵のように重ね塗りをすることもできるという、複数のタッチを可能にしてくれる絵の具なんです。

厚塗り、ぼかし、グラデーションなど、油絵や水彩画のようなキレイな表現も同時にできてしまうという、汎用性の高さも魅力♡

たくさんのペインターがアクリル絵の具を愛用していることからも、どれほど使いやすくて自由がきく絵の具なのかがわかりますよね。

乾くと耐水性になる

絵を描く二人
絵を描く二人

アクリル絵の具は、乾いて水分がなくなると、水をはじく性質に変化します!

そのため、アクリル絵の具で描いたものは、変色したりひび割れを起こしたりというトラブルがほとんどないんです。

劣化に強く、屋外に置いておきたい庭用品やベンチなど、そういった物の塗装にも適していますよ!

つや出し効果や、透明感調整、コーティング効果をもっているメディウムを併用することで、より活用しやすくなります。

洋服につくと水で落とせない

ペイントで汚れた女の子
ペイントで汚れた女の子

アクリル絵の具の特徴でもありやや問題点でもあるのは、洋服についてしまうと水では落とせないという点。

先ほど説明した通り、乾くと耐水性に変化してしまうため、一度洋服についてしまうとアクリル絵の具を簡単に落とすことはできません。

そのため、事前にエプロンをつけたり、汚れても問題ない服装で絵の具を使用するようにしてくださいね!

メディウムがある

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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アクリル絵の具は、メディウムという溶剤とセットで使うことができます。

メディウムをメインの塗料と一緒に使用すると、艶消し・錆加工・コーティングなど様々な効果を得ることができるんです。

メディウムにもいくつか種類があり、ツヤを出したり、質感をザラザラしたものにしたり、それぞれ表現のバリエーションが異なりますので、使い分けることでよりアクリル絵の具でのお絵描きが楽しくなるんですよ♪

アクリルガッシュとアクリルの違い

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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アクリル絵の具について少し調べたことがある方は、「アクリルガッシュ」という言葉を見聞きしたかと思います。

アクリルガッシュは、アクリル絵の具の一種で、普通のアクリル絵の具よりも、透明感やツヤが少なく、まんべんなく塗りつぶしたような仕上がりにすることができる点が特徴。同じアクリル絵の具でも、均一な色面を塗ることに適している、マットな質感の絵の具なんです。

対してアクリル絵の具は、より水彩っぽい使い方ができる絵の具なので、その違いを理解して使い分けをするといいですよ♡

アクリル絵の具の使い方

描ける素材

キャンバス
キャンバス

では次に、アクリル絵の具の使い方についてご紹介します。

まず、アクリル絵の具で描くことができる素材を見ていきましょう。自分が絵を描きたいと考えている素材にアクリル絵の具が適しているかどうか、チェックしてくださいね!

・紙 ・布地のキャンバス ・木材 ・プラスチック ・ガラス

具体的にはこういった素材にアクリル絵の具で色付けをおこなうことができます。

木材は特にアクリル絵の具で塗装しやすいアイテムで、木材の着色に加えてコーティングする効果もありますよ!

木材は、どうしても外気や湿気に弱いためコーティングしてあげることも大切なんです。

パレットは紙製を準備

パレット
パレット

絵の具と言えば、「パレット」が必要ですよね。アクリル絵の具を使用する際にも、パレットは必要になります。

ただ、普通のパレットを使用するのはあまりおすすめではありません。すぐにアクリル絵の具が固まってパレットにこびりついてしまうため、洗浄など手入れが大変になるためです。

牛乳パックや使い捨ての紙製のパレットであれば、こびりついても問題ありませんので、そういったものを使用してくださいね。

水で薄めて水彩絵の具のように使う

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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アクリル絵の具の具体的な使い方ですが、水で薄めて水彩絵の具のようにして使いましょう!

薄める水の量によって、濃さを調節できる絵の具なので、全面を透明色で統一したり、アクリルガッシュと組み合わせて絵に緩急をつけることもできますので、使い方によってより素敵な絵を描くことができるようになります。

アクリルガッシュを併用する場合、透明色から先に塗って、アクリルガッシュで全体の印象を詰めていきましょう!

色面を塗る

絵を描く
絵を描く

アクリル絵の具は、色面を均一に塗ることができる画材です。

まずは、細めの筆を使い、まずは塗りたい部分の枠線を描いていきましょう。

その後、中の色面を平筆などの少し太めの筆を用いて塗っていきます。

この時、あらかじめ塗りたい色をたくさん作っておくことで、スムーズに塗ることができますよ!

塗るたびに水入れで筆に水をつけるのではなくて、あらかじめ作った色と水を混ぜて、すぐに塗れる状態にしておくことが、アクリル絵の具を使ってキレイに色を塗るポイントなんです。

ステンシル

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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アクリル絵の具でしっかり文字や絵柄なども描いていきたいという場合には、ステンシルがおすすめです。

ステンシルは、型を使用して、文字やイラストを描くことができるようになるものを指します。文字やイラストなど、様々なものがありますので、目的にあわせていくつか用意しておくと便利ですよ♪

このステンシルがあれば、デザインされた装飾文字を自分で手書きする技術がなくても、誰でも簡単にオシャレな文字やイラストを描くことができるんです♡

さらに筆ではなくてスポンジで塗ることで、よりキレイに色を塗ることができますよ。

マスキングする

マスキングテープ
マスキングテープ

その他、マスキングをするという方法もあります。マスキングをすれば、狙い通りに塗装することができますので、便利ですよ!

マスキングテープで、色を塗りたくない部分を保護してあげるだけで、アクリル絵の具を決めた箇所にだけ塗ることができます。

これなら、はみ出したりせずにキレイに塗ることができますよね(*´ω`*)

アクリル絵の具の落とし方

布類についた時に落とし方

ゴム手袋と洗剤で掃除L
ゴム手袋と洗剤で掃除L

先ほど、一度洋服にアクリル絵の具がついてしまった時は、落とすことが難しいという話をしましたが、万が一ついてしまった場合どうすればいいのか、アクリル絵の具の落とし方についてもご紹介します!

まず、アクリル絵の具は確かに布類に付着してしまった時には落としづらいのですが、絵の具が完全に乾ききっていない状態であれば、落とせる可能性もあります。

アタックなど、洗濯用の粉末洗剤や、ワイドハイター、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を用意しましょう!

【アクリル絵の具を落とす手順】
①洗面器に40~50度のお湯を入れて、粉末洗剤を入れる
②アクリル絵の具がついてしまった洋服を洗面器にしばらく浸して、汚れた部分だけを指でもむ(この時、汚れが広がらないように注意)
③洗面器のお湯を入れ替えて、ワイドハイター等の漂白剤を入れ、1時間ほどつけおきする
④キレイな水ですすぐ

もしこれで落ちなかった場合には、自宅でアクリル絵の具を落とすのは難しいです。

後悔することがないように、アクリル絵の具が付着してもいい洋服をあらかじめ着ておくか、エプロン等で洋服を保護しておきましょう♪

まとめ

今回は、超初心者さん向けに、アクリル絵の具とは何か、どうやって使えばいいのか、洋服についた時にはどうすればいいのか等、ご紹介しました♪

アクリル絵の具と一緒に使える溶剤も、適切に使うことで、あなたの絵をよりインパクトがある絵にしてくれます。

さらにステンシルを使えば、もっとオシャレに仕上げることもできます。

絵をはじめたい方、アクリル絵の具を使ってみたい方は、ぜひこれを機に始めてみてくださいね(/・ω・)/

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