【SDGs】地球の味方アップサイクル!アイデアやブランドをご紹介

【SDGs】地球の味方アップサイクル!アイデアやブランドをご紹介

2022.06.11

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環境

アップサイクルは、いま注目されているSDGsに関連するエコ活動を意味します。
海外では、地球に優しい環境づくりに貢献するアップサイクルはすでに多くの企業が取り入れています。

今回は、日本でも購入してお家で試せるブランドやアイデアをまとめて紹介します。

アップサイクルについての概要や、ほかの似たような言葉との違いについても説明していますので、ぜひこの機会にアップサイクルについて知識を深めてみてくださいね。

アップサイクルって知ってる?

アップサイクルとは

アップサイクル
アップサイクル

アップサイクルとは、ゴミとして捨ててしまうものに対して、新しいアイデアやデザインを加えてアップグレードした商品に生まれ変わらせることを意味します。

世界各国では、地球や環境保全に対する意識が高まっており、SDGsの取り組みが大変活発です。そのため、アップサイクルもいまとても注目されているのです。

3Rとの違い

3R
3R

3Rという言葉を聞いたことがある人もいると思います。

リサイクル・リユース・リデュースの3つの頭文字をとって「3R」と名付けられたものですよね。

リサイクルは、不要になったものを一旦資源に戻してから新しい製品に再利用することを指します。

リユースは、不要になったものを洗浄などして、そのままの形で再利用することです。

そしてリデュースは、できる限りゴミを出さないようにすることを意味します。

アップサイクルとこれらの3Rが異なる点は、もとの製品よりもアップグレードすることについては含まれていない点です。

使用される素材例

作業
作業

アップサイクルで使用される素材例には、たくさんのものが含まれます。

布ハギレや繊維くずは洋服に使われ、余った木材は机や椅子などの家具、家の建設などに使われます。

タイヤはバックに使われ、お米はビールに使われるのです。

これらの素材は、解体や洗浄などはもちろん行われますが、科学的に分解せずに素材を活かすことから、コストやエネルギーが削減できるとされています。

お家でアップサイクルに挑戦!アイデア5選

お菓子の袋

自分には関係ないと考えがちな環境問題に関する対策ですが、実は自宅でかんたんにできるアプサイクルのアイデアがあります。

気軽に始められるものを5つ紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

まずは、お菓子の袋です。

可愛らしいデザインやカラフルなお菓子の袋を残している人もいると思いますが、それらの袋をポーチにアップデートしてみましょう!

準備するものは、お菓子の袋とファスナー、アイロンで貼れるラミネートシートです。

始めにお菓子の袋を切り開き、ラミネートシートを貼ります。

次に横の部分を縫い合わせ、ファスナーをつければ完成です!

たった3つの材料だけで、オリジナルの可愛らしいポーチが作れるので、初心者さんもぜひ試してみてくださいね。

ショップ袋

ブランド品を買ったときや、スタバの紙袋などのおしゃれなショップ袋を、お財布にアップグレードしてみましょう。

袋の描かれている独自のマークを活かし、おしゃれに仕上げられます。

お菓子の袋のときと同じくラミネートシートを使用すれば、防水加工にできて便利です。

合皮ハギレを使えばさらに強度が高まりますし、本格的なお財布に近づきますよ!

作業工程は増えますが、工作が好きな人にとってはピッタリの作業です。

空き瓶

ジャムやクッキーなどが入っていた蓋付きの空き瓶があれば、ランタンにアップグレードできます。

裸電球に空き瓶をかぶせるだけで、アンティークデザインのランタンが完成!

吊り下げたい場合には、蓋に配線が通るように穴を開けてからかぶせましょう。

キャンドルを入れたり、キャンプで使ったりすると、よりおしゃれな雰囲気を楽しめます。

コーヒーのカス

コーヒーを淹れるときに自宅でコーヒー豆のカスがでるという人もいるでしょう。

そんなときには、コーヒーのカスをスクラブにしてみませんか?

コーヒー豆には、たくさんの美容効果が期待できます。

コーヒーに含まれているカフェインは、デトックス効果やお肌を引き締める効果が期待でき、砂糖を使用したシュガースクラブは、ソルトスクラブよりも保湿力が高まります。

コーヒーのカスとオリーブオイル、砂糖、はちみつがあれば簡単にできますので、チャレンジしてみてくださいね!ただし、敏感肌の方の場合には、控えたほうがよいでしょう。

日本で購入できるアップサイクルブランド6選

RYE TENDER

日本で購入できるアップサイクルブランドを6つ紹介します。

気になるブランドのものを購入し、アップサイクルに貢献してみませんか?

「RYE TENDER」は、洋服を生産するときにたくさん出てしまう、残糸や残布を使用してアップサイクルしているブランドです。

長く着られるものを作るというコンセプトがあり、素材には高級なイタリア製のウールやシルク、スビンコットンなどが使用されています。

シンプルなデザインかつ、リラックスできるシルエットで人気があり、ユニセックスのものも多いため、家族やパートナーとシェアも可能です。

SARARTH

「SARARTH」は、一部のパーツを除いて、再生シルバーを使用しているジュエリーブランドです。

デザイナーが、地球と肌に優しいをコンセプトにして立ち上げたブランドで、売上の一部を森林再生プロジェクトに寄付しています。

一般的に使用されているSV925よりも素材がよいピュアシルバーが使用されている点もポイント。

トレンドをおさえながら、世代やジェンダーを超えて使用できるデザインが魅力です。

明日 わたしは柿の木にのぼる

「明日 わたしは柿の木にのぼる」は、福島県の国見町で栽培されているあんぼ柿の皮を原料にして作られる、無添加のフェミニンケアブランドです。

これまでは、柿の皮は製造工程で破棄されていましたが、アップサイクルによって女性をサポートする取り組みへとアップグレード。

デリケートゾーンだけでなく、ボディケアとしても使用できる、保湿効果が高いアイテムとなっています。

CHRONO CHARME

「CHRONO CHARME」は、北海道の余市で生産されている、白ワインの醸造工程で破棄されていたぶどうの皮を使用したヘアケアブランドです。

皮から抽出される成分には保湿効果が期待できることから、ヘアケア業界ではじめて採用されました。

肌のリズムを整えつつ、バリア機能を高める効果も報告されています。

美容と環境、どちらにも配慮された製品として注目されているのです。

La Bouche rouge

「La Bouche rouge」は、プラスチックを使用しないフランス発のコスメブランド。

皮向上で破棄されている皮の切れ端をレザーにアップサイクルし、それらをコスメケースに使用しています。

リップには、マイクロプラスティックや防腐剤など、従来使用されていた環境に悪いものは不使用。

徹底的に環境に配慮して作られているコスメなのです。

SIZEN TO OZEN

「SIZEN TO OZEN」は、京都府の四条河原町にある「GOOD NATURE STATION」のオリジナルブランド。

ビーントゥバーチョコレートを製造するときに活用させることが少ないカカオの豆の皮を使用。

塩や醤油などの調味料にアップサイクルしています。

カカオ豆の皮の、心を癒やすうまみや香りに注目して使用されたもので、コーヒーやチャイ、お茶なども販売されていますよ!

飲み物にこだわりたい人にも、ぜひ試してほしいお店です。

参考サイト

まとめ

今回は、地球の環境問題を考えるうえで注目されている「アップサイクル」について、言葉の意味をはじめ、自宅でも簡単にできるアイデアや購入におすすめのブランドを紹介しました。

環境問題と聞くと、あまり自分とは関係のない大きい規模の話だと思ってしまいがちですが、自分でも小さくチャレンジできることはたくさんあります。

身近なものをアップグレードさせて使用することで、手軽に環境問題への対策に貢献できるため、ぜひ周りを見てアップグレードできそうなものがあれば挑戦してみてくださいね!

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