【体の不調に繋がる?】巻き肩の原因・治す方法

【体の不調に繋がる?】巻き肩の原因・治す方法

2020.12.10

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女性の肩
女性の肩 (参照元: unsplush

肩こりや首こりで悩んでいる方、「巻き肩」は知っていますか?

スマホを使う時間の長い現代人に多い丸まった姿勢から発生する症状のひとつで、スマホ首などと同様に治さないままでいると体のバランスが歪み、さまざまな部分で悪影響となってしまうため要注意。

そこで今回は、巻き肩の可能性のある不調の他、今すぐできる簡単ストレッチ方法までたっぷりとご紹介します。

巻き肩かも?と思った今こそ、治し時です!

巻き肩とは?

肩と背中

巻き肩って聞いたことありますか?

猫背と同じようにとらえている人もいるかもしれないけれど、猫背と巻き肩は別物です。

猫背とは背骨が丸く曲がることで背中全体の姿勢が悪くなることで、一方の巻き肩は肩が内側に入って姿勢が悪く見えたり、いかり肩に見えたりするもの。

猫背が原因で巻き肩になってしまうこともあるけれど、姿勢はきれいであっても巻き肩になってしまう人もいるため、猫背とは別物と覚えておきましょう。

 

1番の原因は「スマホ姿勢」

スマホ姿勢
スマホ姿勢 (参照元: unsplush

巻き肩が猫背ほど知られていない理由は、現代人に多い症状だから。

なぜなら、巻き肩の1番の原因はスマホ姿勢なんです!

スマホをいじっているときの姿勢が原因の症状として、スマホ首で悩んでいる人も増えていますよね。

スマホ首と同じように、スマホをいじっているときの姿勢によって胸が内側を向くなど、全体的な姿勢も内側を向いていることから巻き肩を招いてしまいます。

PCを使っているときもスマホと同じように内側を向いてしまうけれど、スマホを触っているときの方が小さく狭い範囲でしか動かないためより注意が必要です。

巻き肩の他にも、首がすぼまったりいかり肩の原因にもつながるため気をつけましょう!

巻き肩からくる体の不調

慢性的な肩こり

綺麗な鎖骨
綺麗な鎖骨 (参照元: unsplush

「毎日ストレットをしているのに肩こりが改善されない…」そんな人は、巻き肩を疑ってみましょう。

なぜなら、巻き肩の症状のひとつとして、慢性的な肩こりが挙げられるため。

巻き肩になると血流が悪くなり、ストレッチなどで姿勢を正しても肩こりが起こりやすくなってしまいます。

長時間同じ体勢でのデスクワークや勉強をしている人は、慢性的な肩こりが気になれば巻き肩の可能性にも注意しましょう。

むくみやすくなる

上目遣いの女性
上目遣いの女性 (参照元: unsplush

巻き肩になると、どうしてもむくみやすくなってしまいます。

これは、鎖骨付近の首や脇の下に流れる大きなリンパの周囲が巻き肩によって凝り固まってしまうため。

巻き肩で動かさなくなれば、老廃物が流れにくくなって体や顔のむくみにもつながってしまいます。

むくみは身体の重さやお肌のトラブルにもつながるため、しっかりと巻き肩を治しながらむくまない身体づくりを意識しましょう!

お腹やお尻のボディラインの崩れ

丸まった背中
丸まった背中 (参照元: unsplush

巻き肩によって肩の位置や高さがずれると、骨格にも影響を与えてしまいます。

特にボディラインにかかわる骨盤のずれに影響すると、お腹が前に出たりお尻のバランスが悪くなったりなど、さまざまな影響があるため注意が必要です。

骨盤の位置は気にしている人も多いですが、骨盤と同じように肩の位置はお腹やお尻の位置に影響する肩の位置にも日頃から注意しましょう。

きれいなボディラインを維持するためには、肩と骨盤の位置を正すためにしっかりとストレッチを取り入れることが効果的です!

巻き肩を治すストレッチ方法

①手のひらを表にして振る

腕を伸ばす
腕を伸ばす (参照元: unsplush

巻き肩になるとき、実は手のひらは自然と外側を向いています。

そのため、巻き肩を治す際には意識的に手のひらを内側に向けることが大切です。

意識的に手のひらを内側に向けていると、自動的に胸が張った状態になり、肩が開いた姿勢になります。

ストレッチ方法としては、まっすぐ姿勢を正して立った状態で腕を下ろします。

その状態のまま、手のひらを正面に向け、歩くときのように大きく手のひらを前後に振るだけで簡単に巻き肩改善のストレッチができますよ!

 

②壁を押して肩と背中を伸ばす

絵が描かれた壁
絵が描かれた壁 (参照元: unsplush

巻き肩は、肩甲骨周りが凝り固まっている状態です。

凝り固まった肩甲骨周りをほぐすとともに、背中を伸ばすストレッチをすることで上半身全体を伸ばせば巻き肩改善に効果的です。

まず壁の前に立ち、足は肩幅に開いてまっすぐに立ちましょう!

顔くらいの高さのところで壁に両手をつき、軽くお尻を突き出した状態で息を吐きながら壁を押します。

このとき、肩甲骨がまっすぐに伸びて肩が開いた状態を意識しながら伸ばすのが大切です◎

気持ちよくできるため、ぜひ毎日のストレッチに取り入れてみて♡

③肩を回す

海辺で伸びをする女性
海辺の女性 (参照元: unsplush

「肩が疲れたな…」と感じたとき、すぐにできるのが肩を回すストレッチです。

座ったまま姿勢を正し、腕は下ろしておきます。

腕の力は完全に抜き、後ろに10回息を吐きながら肩を回しましょう。

同じように前にも10回息を吐きながら肩を回します。

回すときには、ゆっくり大きくを意識するのがポイントです!

オフィスなどでもすぐにできるストレッチとしておすすめですよ◎

④肩甲骨を動かす

ヨガする女性
ヨガする女性 (参照元: unsplush

より効果を実感するためにもちょっときつめのストレッチを加えたい人におすすめなのが、肩甲骨を動かすストレッチです。

姿勢を正し、足は肩幅に開いて立ちます。

腕は、下がらないように意識しながら前へならえの状態にし、手のひらを外へ向けて肘を90度に曲げましょう。

これを10回程度行うことで、肩甲骨をしっかりと動かすことができます。

腕が下がらないように意識しながら行うのが大切で、肩甲骨の動きを実感しやすいので疲れがたまったときにおすすめです◎

⑤椅子を使って逆腕立て

白い椅子
白い椅子 (参照元: unsplush

仕事終わりや週末など、家でゆっくりとストレッチしたいときにおすすめなのが、椅子を使った逆腕立てです。

椅子の下に姿勢を正した状態で座ります。

腕をコの字にし、後ろ側の椅子の座面に手のひらをつけましょう。

その状態のまま、腕を伸ばして身体を持ち上げます。

このとき肩甲骨を寄せるイメージで腕を伸ばすとともに、かかとで足を支えてぶれないようにするのがポイントです◎

腕の筋力のストレッチにもなるためきついですが、その分効果も実感しやすいですよ!

まとめ

スマホが欠かせない現代人に多い肩こりや首こりなどの中でも、今回は巻き肩についてご紹介しました。

スマホ首などと同様に、長時間スマホをいじっているなど丸まった姿勢が原因で発生する巻き肩は、放っておくと体のバランスが歪んでしまうため要注意。

身体のバランスが歪むと肩こり以外にもさまざまな悪影響が出てくるからこそ、気づいた今こそストレッチで巻き肩を改善しましょう!

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