女性に多い悩みでもある、「ふらつき」「めまい」。
貧血だと思っている人もいるでしょうが、もしかすると低血圧症なのかもしれません。
低血圧症は、めまいやふらつきの他、胃腸の弱りや冷え性などをもたらすことがあります。
体質改善を行い予防や対処ができるように、おすすめのサプリや漢方薬などをまとめました。
厄介なふらつきやめまいがある人は、低血圧症の可能性も考慮して、今回紹介する改善法を試してみてくださいね。
血圧
女性に多い悩みでもある、「ふらつき」「めまい」。
貧血だと思っている人もいるでしょうが、もしかすると低血圧症なのかもしれません。
低血圧症は、めまいやふらつきの他、胃腸の弱りや冷え性などをもたらすことがあります。
体質改善を行い予防や対処ができるように、おすすめのサプリや漢方薬などをまとめました。
厄介なふらつきやめまいがある人は、低血圧症の可能性も考慮して、今回紹介する改善法を試してみてくださいね。
はてな
貧血と低血圧は同じようなものだと考えている人も多いのではないでしょうか。
実際に、脳に血液がまわらず立ち眩みなどが起きる賞状を「脳貧血」ということもあり、貧血と低血圧は混同されやすいものでもあります。
貧血と低血圧の違いは、血液の質の問題かどうかです。
血液の質が問題になって起きるのが、貧血です。
貧血は、ヘモグロビンの量が減ってしまう状態のため、鉄分とタンパク質を意識して摂る必要があります。
対して低血圧症は、心臓から血液を押し出すポンプの働きが弱くなっていることが問題です。
基礎血圧の最大値が100mmHg未満の場合、低血圧症となります。
長時間立っていると、下半身に血液がたまってしまい、頭に血液がまわらなくなることで起きやすくなるのです。
そのため、低血圧症の場合、下半身の筋力アップや減塩のしすぎに注意することが大切です。
体調が悪い女性
低血圧症の症状として代表的なものは、疲れやすさやだるさを感じることです。
おもに疲れやすさやだるさ、めまい、耳鳴りや不眠など、さまざまな症状がみられます。
食欲不振や集中力の低下、息切れや動悸に悩まされている人も、低血圧症の疑いがあります。
めまいやたちくらみなど、一時的に目の前が真っ暗になったり、気が遠くなったりする場合には要注意です。
酷いケースでは、失神してしまうこともあります。
習慣
低血圧症の原因にはいくつものことが挙げられます。
まずは、体質的なものです。
本能性低血圧ともいい、生まれつきの体質の低血圧症であることを指します。
特別な病気がなく血圧が慢性的に低い状態の場合には、こちらに当てはまるでしょう。
生活習慣を改善し、出来る限り血圧を上げられるように、自分自身の努力が必要です。
立ちくらみ
急に立ち上がることで、血圧が急激に低下することも、原因の1つになります。
血液をコントロールする自律神経が正常に働かないことが原因であり、どのような人にでも起こりえます。
健康的な人であっても、体調が悪い日や疲れがたまっている日、寝不足の日などは突然症状があらわれることがあるため、注意が必要です。
診断
疾患が原因となる血液の低下もあります。
生まれつき自律神経の疾患があったり、免疫に問題があったりする人の場合、低血圧症になりやすいのです。
重い症状であれば、心筋梗塞や肺塞栓症などもあります。
命にかかわる症状がでることもあるため、心当たりがある人は早めに医師の診察を受けるようにしてください。
リラックス
低血圧症を予防・対処するにはどうすればよいのでしょうか。
ここからは、いくつかのシンプルな方法を紹介します。
まず1つ目は、ストレスをためないことです。
ストレスは万病のもととなるためです。
仕事や学校などの環境、人間関係、恋愛関係などでトラブルを経験すると、もともと正常な血圧だった人でも、低血圧症になる可能性があります。
バランスのよい食事を心がけたり、適度に好きなことをしてストレスを発散するなど、体と心をリフレッシュしてあげてください。
目覚まし時計
規則正しい生活をすることは、他の疾患を予防する意味でも重要です。
低血圧症は、薬ではなく生活習慣で改善する必要があります。
朝ごはんを抜いていたり、1日3食ではなく2食になったりしている場合には、要注意です。
規則正しく、1日3食しっかり食べることからはじめてみてください。
ご飯をしっかり食べることで、いきなり血糖値を上昇させずに、体内のバランスをとることができます。
さらに日光を浴びれば、自律神経の活性化にもよい影響がありますよ。
夜寝て朝起き、日光を浴びるという生活を繰り返し、少しずつ改善していきましょう。
食事
塩分には血管を収縮させて血圧を上げる作用や、食欲を増進させる作用が期待できます。
そのため、低血圧気味の人は、減塩をしすぎない程度に、塩や味噌などバランスよく食べる必要があるのです。
また、タンパク質は不足しやすい栄養素のため、お肉や魚介類、乳製品、卵、大豆製品などから、バランスよく摂取できるように意識しましょう。
アルコール
お酒が好きな人からすれば嫌な話しですが、アルコールも低血圧には不向きです。
アルコールには血管を広げる作用があることから、血液中にアルコールがある間は、血圧が低くなります。
お酒を飲んでたちあがると、起立性低血圧によって失神しやすくなってしまうため、アルコールは控えたほうがよいでしょう。
ランニング
運動する習慣をつけることも、血圧をあげるための重要なポイントです。
リモートワークなどで自宅で過ごす時間が長く、いきなり外に出たときに、めまいや立ち眩みを起こす人もいます。
朝のウォーキングやジョギング、定期的なジム通いなどを意識して、運動習慣をつけてみてください。
低血圧症の対策として、市販で購入できるサプリがあります。
「命の母A」は、ホルモンバランスや自律神経の乱れに対して効果が期待できるサプリメント。
「当帰芍薬散」「加味逍遥散」「桂枝茯苓丸」などの、医療現場でも使用される漢方薬の成分が配合されています。
スーパーやドラッグストアで購入できるため、気軽に試せるでしょう。
「ファイチ」は、1日1回飲むことで効率よく鉄分が補えるサプリです。
吸収性の高い溶性ピロリン酸第二鉄を主成分としていることから、赤血球を作るのに重要な役割をもつビタミンB12や葉酸を配合しています。
貧血の人だけでなく、血液を濃くしたい人にもおすすめのサプリメントです。
サプリメントよりももう少し自然な形で体に摂り入れたいという人には、漢方薬がおすすめです。
低血圧でのめまいで悩んでいる人には、「苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)」がピッタリ。
体内の水分が停滞してしまうことを予防できる効果もあるため、むくみも取れやすくなるかもしれません。
また、のぼせや動悸などで悩んでいる人にも、効果が期待できそうです。
「苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)」は、冷え性からくる胃腸の弱りに効果が期待できる漢方薬。
低血圧は体中に巡るはずの血液がうまくまわらないことがあるため、冷え性や胃腸の弱りなどが起きやすくなります。
低血圧症だと感じたり、胃腸に異変を感じたりした場合には、こちらの漢方薬を試してみてください。