皆さんは生理前にとてもイライラしたり、気持ちが落ち込んだりしたことはありませんか?
もしかしたらそれは「PMDD」と呼ばれる「月経前不快気分障害」かもしれません。 最近PMDDに悩む女性も増えています。
今回はPMDDの症状や対応策について紹介します。PMDDへの理解を深めて、生理前の症状を解決しましょう♪
寝込む女性L
皆さんは生理前にとてもイライラしたり、気持ちが落ち込んだりしたことはありませんか?
もしかしたらそれは「PMDD」と呼ばれる「月経前不快気分障害」かもしれません。 最近PMDDに悩む女性も増えています。
今回はPMDDの症状や対応策について紹介します。PMDDへの理解を深めて、生理前の症状を解決しましょう♪
悩む女性L
生理の約2週間前からホルモンバランスが乱れ、体に様々な不調をもたらします。
特に「日常生活に支障をきたすレベル」で精神的に影響を及ぼすものをPMDDと言います。 症状として、「理由もなくイライラしてしまう」「ちょっとしたことで涙もろくなる」などがあり、中にはうつ状態となり「死にたい」と感じてしまう場合も。
自己否定の感情が生まれて周囲に当たってしまい、人間関係でトラブルを引き起こしてしまうこともあります。
そのためPMDDは身体的な不調よりも精神的な不調が大きいと言えます。症状は一時的で、生理前が一番症状が重く、生理が始まると徐々に軽減していきます。
悩んでいる女性
よく生理前の症状として「PMS」という言葉を耳にしますが、違いはあるのでしょうか。
生理の1〜2週間前から身体に不快感を与える症状が現れるところは同じです。 PMSは下腹部や乳房の痛み、肌トラブル、頭痛、めまい、肩こりなど身体的に感じる痛みや不快感が出やすいです。
そのため生理前の症状として認識しやすいのが特徴です。 一方PMDDは精神的に影響をもたらすため、自分では気付かない場合があります。そのため家庭や職場での人間関係やトラブルに発展してしまうことも…。
「最近イライラしやすい…」と思った時は、生理前かもしれません。体のサイクルに気付くことが重要です。
パソコンの前で頭を抱える女性L
PMSやPMDDなど生理前の不快な症状を感じる人は60%~70%です。その中でもPMDDの診断を受けるのは約10%未満で、重い症状を引き起こす人は2%程と言われています。
本当は症状が出ているのに、病気だと気付かず診断を受けていない人が多いのです。
20〜30代の女性は精神的に落ち込みやすい人が多いと言われていましたが、最近は生理前の症状であるPMDDであることが分かっています。 イライラや気分の落ち込みを感じたら、早めに受診することをおすすめします。
悩む女性L
一つ目の症状は、感情の起伏が激しくなることです。
いつもなら気にしないようなちょっとしたことでも不快感や気分が落ち込んだり、怒りがこみ上げたりすることがあります。
普段はあまりイライラすることがない人は要注意。もしも症状が現れてから1〜2週間で生理が来た場合、PMDDの可能性が高いでしょう。
泣く女性L
二つ目の症状は、涙もろくなることです。定期的に涙もろくなる場合、PMDDの可能性があります。 普段は気にしないようなことでも、急に悲しくなったり、いきなり涙が出たりすることも。
些細なことでも気にしてしまうため、好きなことをして気分転換し、ストレスを溜めないように過ごすのが◎。
「悲しくなるのはPMDDのせいだ」と思えれば、気持ちも楽になるはず♪
落ち込む女性
三つ目の症状は、自己否定の感情が生まれ、不安感や孤独感が強くなることです。
誰かと会っていないと自分の必要性を認識できなくなったり、価値を感じなくなったりしてしまいます。
孤独感が強くなってしまうため、「これはPMDDで一時的なもの」だと理解しておくことが大切です。
寝不足の女性
四つ目の症状は、PMDDでもっとも重い症状です。不安感や孤独感が強くなるで「死にたい」と感じてしまうことがあります。
実際に自殺未遂を起こしてしまうなど、日常生活に支障をきたす場合も。最悪なケースにならないためにも、異変を感じたら、早めに受診し薬による治療を早めに受けようにしましょう。
別れの危機を迎えるカップル
五つ目の症状は、人間関係でトラブルを起こしやすくなることです。気分が落ち込むと、仕事や作業がおそろかになってしまったり、周りの人に当たってしまうことがあります。
その際にトラブルを起こしてしまうことにより、人間関係に影響を及ぼすことも…。
自分の症状を理解しておくことが大切です。症状に合わせて、スケジュール管理をしたり、気分転換を挟むなどトラブルを大きくしないように気を付けることが大切です♡
寝転がる女性
六つ目の症状は、不眠症や過眠症など睡眠障害が現れることがあります。
睡眠不足になると生活リズムが乱れたり、体調を崩したり、精神面だけでなく身体面にも影響が出てしまいます。
寝る前にアロマを焚いたり、ホットミルクを飲んだり、リラックスできるようにするといいでしょう♡
ポップコーンを食べる女性
七つ目の症状は、過食や拒食気味になってしまうことです。生理の前後で食事量が大幅に変わる人は多いのではないでしょうか?
食事量を気にするあまり、神経質になり、精神的に辛くなってしまう可能性も…。
過食気味のときはカロリーが低いものに置き換えたり、逆に拒食気味のときは自分が食べやすいものに置き換えたりするのがいいでしょう◎
カルテと聴診器
どんな症状が出ているかによって、受診する科が異なりますが、主に婦人科・心療内科・精神科が一般的です。
イライラだけでなく、PMSの症状も同時に出ている場合は婦人科を受診しましょう。
不安感や孤独感、喪失感など気分の落ち込みが激しい場合は精神科。不眠症や過食、拒食の症状が強い場合は心療内科への受診をおすすめします。
病院の受付
精神療法とは、薬などを使わず、話をしたり、話を聞いたりして治療する方法です。
多くの精神疾患に効果があるとされています。ストレスを感じやすい人やストレスを感じていることに気付きにくい人におすすめ♪
カウンセリングを受けることにより、症状が強く出るタイミングやどのような時にストレスを感じているのかを知ることができます。精神療法でストレスに気付くやすくなりますよ。
薬
症状が改善しない場合、薬で症状を和らげることも検討しましょう。
薬は、抗うつ剤・抗不安薬・向精神病薬などの処方が一般的。 どのような症状が出ているか、症状の重症度にもよって処方される薬も変わります。
PMDDは最近病名がついた病気です。PMDDと判断できない場合、薬の処方が難しいことがあるので注意が必要です。
漢方で痩せる
漢方療法は、漢方で体質を改善することにより、症状を改善・軽減することができます。
漢方は効果に個人差があったり、急激に効果が表れるわけではないため、すぐに症状が改善されるというわけではありません。
即効性というよりも、時間をかけて体質を変えて症状を改善したい方におすすめです♡