眠くもないのにあくびが止まらない! ちょっと待って!もしかすると、それ病気のサインかも?!
あくびが出る理由やなぜあくびで涙が出るの?という疑問、あくびが症状の1つとして挙げられる病気、さらにはあくびを止める方法まで、「あくび」に関して徹底分析しちゃいます。
生理現象だけでなく、病気の症状ともなり得るあくびだからこそ、しっかりと知識を得ておくことが大切です◎
マグカップを持った女性のあくび
眠くもないのにあくびが止まらない! ちょっと待って!もしかすると、それ病気のサインかも?!
あくびが出る理由やなぜあくびで涙が出るの?という疑問、あくびが症状の1つとして挙げられる病気、さらにはあくびを止める方法まで、「あくび」に関して徹底分析しちゃいます。
生理現象だけでなく、病気の症状ともなり得るあくびだからこそ、しっかりと知識を得ておくことが大切です◎
あくびをする猫
眠いときや退屈なときなど、ついついあくびが出ちゃいますよね。
日常生活のなかでもよくあるこの「あくび」だけれど、実はあくびの出る仕組みや理由は未だはっきりとは解明されていません。
ただ、大きく口を開けて空気をたっぷりと吸い込む行為であるあくびは、血中の二酸化炭素濃度が高まっており、脳が酸素を欲している状態にあることの表れなんだとか!
そのため、あくびは様々な原因から脳が酸素を欲しているときに出る生理現象であるといわれています。
ただし、これとは異なり、眠くも退屈してもいないのにあくび(生あくび)が出る場合には、生理現象ではなく病気である可能性があるため注意が必要です!
悩む女性L
大きなあくびをすると涙が出ちゃうこともありますよね。
通常、涙は目尻にある涙腺という器官から分泌され、目頭にある涙点という穴から鼻へと流れていくようになっています。
この鼻へと流れていく過程で、一旦鼻の付け根あたりにある涙嚢というところへ溜まる涙が、あくびをすることで顔の筋肉が収縮され涙嚢が圧迫され、溜まっている涙が逆流して目のなかに涙があふれるのです。
そのため、あくびをしたときに出る涙は、本来鼻へ流れて排泄されるべき涙が筋肉の収縮によって逆流しているだけであり、特に意味や理由はないとされています。
寝不足の女性
睡眠不足でもないのに生あくびが止まらない場合に考えられる病気として、まずは「睡眠不足症候群」が挙げられます。
睡眠不足症候群とは、かなりの睡眠不足状態に陥っているのに自分ではそれを自覚していない状態のことで、あまり眠気を感じていないのにあくびばかり出るのが特徴的な症状です。
慢性的な睡眠不足に気付けないでいると、身体に生じる様々な不調はもちろん、うつ病などのリスクを高めてしまうこともあるため、睡眠時間が短く、感情のコントロールが難しかったりなぜかミスや事故が多い…という人は、睡眠時不足症候群を疑ってみては?
症状に当てはまるという人は、できれば10〜20分ほどの仮眠を取りながら、夜の睡眠時間を見直すことが大切です◎
睡眠の質を見直したい方はこちらをチェック⇒【寝ても眠い?】それ睡眠負債かも。睡眠負債の症状とその解消法!
パソコンの前で頭を抱える
脳に溜まった疲労から、あくびが出ているかも?! 長時間のデスクワークなどで脳を使い続けていると、脳内に有毒なアンモニアが発生してしまうことがあります。
その場合、有毒なアンモニアがそれ以上蓄積しないよう脳を休息させるサインとしてあくびが出るのです。
そんなときには、少し身体を伸ばしてみたり、外の空気を吸うなどして脳を休めてあげることが大切です◎
貧血
貧血の一種であり、血中にあるヘモグロビン濃度が低い状態を指す「鉄欠乏性貧血」になると、脳内の酸素が不足してしまうため、脳へ酸素を送ろうとしてあくびを出していることも考えられます。
この鉄欠乏性貧血になると、あくび以外にも倦怠感やめまい、動悸などの症状があらわれるほか、疲れやすくなるため要注意です!
特に女性が罹りやすい鉄欠乏性貧血にならないためにも、普段からレバーなど鉄分を多く含むような食品をできるだけ積極的かつバランス良く食事に取り入れることで、貧血対策を行うことが大切です◎
貧血でお悩みの方はこちらをチェック⇒【貧血】即効性のある対処法と食生活~辛い貧血とオサラバ~
頭を抱える女性
脳の血管が拡張することで周囲にある神経を刺激して頭痛が引き起こる「偏頭痛」も、あくびの原因になっているかもしれません!
そもそも脳の血管が拡張するということは、脳へ酸素をたくさん送っている状態を指すため、この作用そのものがあくびとなっているのです。
寝転がる女性
単にあくびといえども、実は脳梗塞にも関係していることがあるから要注意! 脳梗塞になると、脳の血管が詰まり脳内に酸素が不足することからあくびが出ることがあるのです。
その他、吐き気や頭痛などの症状があらわれることもあるため、早めに医療機関を受診することが何より大切です◎
聴診器
近年は生活習慣病の1つともいわれ、以前に比べると若い年齢層の人でも罹りやすくなってしまった糖尿病ですが、この糖尿病の症状の1つとしてもあくびが挙げられます。
糖尿病とは、すい臓で作られているインスリンが十分に生成されなかったり、きちんと生成されても上手く作用しないことなどで血糖値が上がってしまう病気のこと。
そんな糖尿病に罹ってしまうと、血糖値を正常に保つために食事をきっちりとコントロールしたり、インスリンを取り入れる治療を行うのが一般的です。
また、血糖値が上がってしまうことで、疲れやすくなったり空腹感や喉の渇きをよく感じるようになるほか、感染症などによく罹ったりと様々な症状があらわれるのです。
そのなかの1つとして挙げられる症状であるあくびのように、糖尿病初期には単なる疲労による症状のような軽い症状しかあらわれずに気付かないことが多いのも特徴です。
そのため、あくびは生理現象だけでなく病気のサインかもしれないということを頭に入れ、少しでも気になる症状があれば放っておかずに医療機関で診断をあおぐことが大切なのです!
鼻で息を吸う
生理現象といえども、シチュエーションによってはどうしてもあくびを我慢しなければ!止めなければ!ということってありますよね。
そんなときに使える、あくびの止め方をご紹介します◎まずはあくびが出るたびに、鼻から思いっきり息を吸うのも1つの方法です。
そして、息を鼻から吸いきったあとで一瞬息を止めます。 これを何度か繰り返すことで、反動によってあくびが止まるというわけ◎
少し息苦しいかもしれないけれど、どうしても止めなきゃ!というときはぜひお試しを。
指のツボ押し
小指の爪の外側にあるツボを押すことで、眠気を吹き飛ばすことができるため、あくびが出そうなときにはこっそりとそのツボを押してみて!
唇に手を当てる女の子
下唇を噛むことで脳に刺激を与え、あくびを止めることもできます!
あくびを止める以外にも、下唇を噛んでいるときにはあくびが出るのも予防できるため、眠気が襲ってきたな!というときには、自然にあくびが出てしまわないように予防策として試してみては?
また、下唇を噛む以外にも舌を出すのも効果的です◎